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手がつけられないほど子供っぽい我が2歳児アスペルガー夫の言動行動10個

こんにちは。

ここ数日、朝の情報番組で「発達障害」について取り上げられている影響か、当ブログにびっくりする程のアクセスをいただいている。

 

だんだんと社会において「発達障害」や「アスペルガー症候群」「ADHD」などについての認知が広がっていることは大変嬉しく思う。

モデルの栗原類さんが発達障害であると社会に発信してくれた影響もとても大きいと感じる。

ああやって勇気を持って社会に「生きづらさ」を告白し、社会における発達障害に対する理解を促進してくれる働きは、本当に感謝したい。

この流れで私のような発達障害と思われる夫を持つ妻側の生きづらさも、また徐々に社会において理解されていく可能性を感じている。

 

さて、昨日の朝もテレビをつけるとそんなホットな「発達障害について」の特集が放送されていた。

見たい気持ちは山々だが、私はそそくさとテレビのチャンネルを変えた。

これは絶対、夫に見られるとまずい。

 

夫は基本的に「俺は発達障害なんてものじゃない」と思い込んでいる。

そんな夫がそんなテレビを見た日には、朝っぱらから一悶着起こる可能性がある。

朝から家庭がザワつくことを避けるため、夫がその番組を見ないよう変に気を配っていた。昨日はそんな朝だった。

 

最近私は新しく始めた仕事で忙しく、全くブログを更新できていなかったが、こうやって沢山こちらにお越しいただく方やコメントを残してくださる方に逆にいつも励まされている。

少しずつでも書き続けていきたいと思い、今日は夫が飲み会に行っている隙に更新したいと思う。

 

 

さて、今日は我が家の2歳児アスペルガー夫がいかに子供っぽいかについて、詳しく書いてみたい。

 

サーチエンジンでも「アスペルガー 子供っぽい」と検索している方も多いようだ。

我が家のアスペルガー夫も例にもれず大変子供っぽい。

 

よく言うと

「少年のようなピュアな心を持つ男性」

 

単刀直入に言うと

「わがままで自分勝手な男」

 

である。

 

物事にはいつも裏表があるというので、できるだけ夫のいいところを見ようと常に気はつけている。

でも、やっぱりアスペルガー夫が子供っぽいという事実は変わりはしない。

アスペルガーの特性は、ましにはなっても完全になくなることはないからだ。

 

 

そういうことで早速、我がアスペルガー夫が子供っぽいと感じる言動や行動を10個ご紹介していこうと思う。

 

 

アスペルガー夫の子供っぽい言動行動10個

 

1)好き嫌いが多い

 

これはアスペルガーの大きな特徴。

アスペルガーは「感覚過敏」という特性があり、食感や味などで選り好みが激しく好き嫌いがとても多い。

私の夫はウリ系の食べ物の食感がキラいで、きゅうりやあれやこれやが食べられないと言う。

ほうれん草は好き。ちんげん菜は嫌い。

えのきは噛むのがめんどくさい。

フルーツキラい。生魚キラい。

かぼちゃはイヤ。ピーマン嫌い。セロリは好き。

 

カレー好き。

ラーメン好き。

ナポリタンパスタ好き。

 

・・・・

 

小学生かーい。

 

発達障害かもと言われるイチローさんもカレーばかり食べていらっしゃるらしいが、うちの夫はラーメンばかり食べる。

「早死するよ?」と100万回警告しているが、聞く耳は持っていない。

「なんでそんなにラーメンばかり食べるの?」

という私の質問に対し

本人いわく「ラーメン以外が好きじゃないからかなぁ」とのこと。

 

うーん、意味がわからない。

 

 

2)失礼なことを平気で言う

 

アスペルガーは思ったことをすぐに口に出してしまう。

なのでよく我がアスペルガー夫は私を怒らせる。

中でも一番言ってはいけないよと言い聞かせ続けていて、相変わらず言ってくるのは以下のような言葉。

 

・ちょっと太った?

・プニプニだね

 

一応お断りすると、私はあくまで普通の体型の人間だ。

一般的によくあるように、日々微妙な体重変化に一喜一憂しながら生きている女性だと思われる。

少し食べ過ぎて体重が増えたり、冬になったらちょっと太ったり、ヨガをしてみたりジムに通ってみたり、1kg減った増えたと一喜一憂しながら、それなりに生きている。

女性にとって本当に無駄だと思うのが、夫からのこういった「太った?」関連の発言なのだが、アスペルガー夫にはいくら言わないでいいよと言っても伝わらない。

思ったらすぐ口に出し、わざわざ触ってきてはいちいち「プニプニしてる」とご丁寧に事実を伝えていただける。

あんまり頻繁に言うので、いい加減イラッとしてくる。

本人いわく「いい意味でプニプニしている」のだそうだ。

 

1日1回ペースで言われるため、本気でうっとうしい。

本当に相手が言われて嫌がっているのに気づかず、永遠と失礼な発言をし続けるのがアスペルガー夫である。

 

 

3)ごめんなさいが言えない

 

とにかく我がアスペルガー夫はプライドが高いので、いくら自分が悪くても絶対言わないのがこの言葉。

 

「ごめんなさい」

 

 自分が悪いことをいくら心から自覚していても、絶対に謝らない。

 

代わりによく言うのは、こんな言葉たち。

 

「もうそんなこといいじゃん」

「なに食べる?」

「おなか減ったね」

「明日なにするの?」

 

 

 とにかく、自分が責められている状況から逃げようとする。

まるで何もなかったかのように、日常会話を試みようとする。

 

でもこちらはまともな人間なので、なにもなかったことにはできない。

 

毎回、私は何時間掛けてでも彼を謝らせる。

 

もう、「ごめんなさいと言わせようゲーム」と名付けたい。

そのぐらい我が家で定番のゲームと化している。

 

その度、我がアスペルガー夫は、1度も謝ってないのに「何度も謝っている」と記憶をすり替えることをなぜかいつもするため、「どうしてこんなに何百回も謝らないといけないの!!??」とブチギレしてくる。

 

ここが私には不思議で仕方がない。

「ごめん」の一言を一度も発していない状態で、どうやったら「自分は何百回も謝っている」と思えるのだろうか。

彼の頭の中は宇宙だ。

 

アスペルガーは責められると発狂したり、相手を逆に攻撃し出すので本当に注意が必要だと感じている。

 

 

4)テレビが大好き

我がアスペルガー夫はとにかく家でテレビが付いていないと落ち着かない。

私はテレビを見ないのだが、彼は帰ってくると即テレビを付け、朝起きたら即テレビを付ける。

私がテレビを消すと文句を言い、すぐ付ける。

 

彼いわく「テレビの音がないとさみしい」のだそうだ。

 

私は「そんなにテレビばかり見てたら頭膿むよ?」と警告しているが、もちろんこれも聞く耳は持っていない。

 

「テレビは何時までね!!」

と言わないと、ずーーーーーっと見ている。

 

「なにがおもしろいの?」

と聞いても、おもしろいかどうかはわからないらしい。

ただ、テレビがないと不安のようだ。

 

 

5)お風呂に入りたがらない

親がよく子供に言う「早くお風呂に入りなさい!」という光景が、我が家では毎日発生している。

 

別にお風呂が嫌いなわけではないのだろうが、面倒くさいのだろうか。

お風呂のお湯を自分で入れるところまでは進んでする割に、お風呂に入るという決断に非常に時間がかかる。

 

「早く入ったら?」と言うと、

「もう少し」とごねる。

 

しまいには、

「イヤだ!」とごねる。

 

まるで子供ないいおっさんに毎日手を焼いている。

私はあなたのお母さんではない。

そういって毎日諭している。

 

 

6)永遠同じことで遊べる

 

これはつい昨夜の話だが、アスペルガーには一点集中する特性がある。

一つのことをし出すと熱中し、なかなかやめられないというところがある。

 

例えば昨夜、ひょんなことから「俺はじゃんけんが強いんだ」という話になった。

相手の出すものがわかるから、絶対負けないと言い出した。

我々は夜型の人間だが、それでもその話が出たのは朝の2時。

もう寝ようとしている時に、ちょっとじゃんけんしてみようと夫が言い出した。

 

私はじゃんけんを頭で考えてやったことはなかったのだが、夫の言うように相手の出すものを予想しながら彼との対戦に望んでみた。

 

結果、9割私が圧勝となった。

その結果が気に食わないアスペルガー夫は、自分が勝って終わるまで、永遠じゃんけんをせがんでくる状態になった。

 

さて、20分はしただろうか、2人じゃんけん大会。

優しく付き合ってあげていた私も、こちらはいたって普通の人間なので当然飽きてくる。じゃんけんなどいまいちおもしろくない。

そして眠たい。

結果、「あと一回だけ!!」と何度も言ってくる彼を押しのけ、無理やり寝かせないといけなくなった。

 

こういう人を「無邪気な大人」というのだろうか。

私はアスペルガーらしい、としか思えない。

 

こういう一点集中して、相手の空気は読まずにやりたいことをするのがアスペルガーの特徴だ。

 

 

7)一方的に言いたいことを話し続ける

アスペルガーの特に顕著な特性は話し方に現れる。

子供は自分が話したい話を親や友達に一方的に話すこともあるだろうが、子供同士はどちらもそんな感じだし、聞き上手さんも逆にまだ少ない段階だと思う。

ただ大人になると、だんだん話し方やコミュニケーションの取り方が成熟していくのが普通である。

それが普通でないのがアスペルガーだ。

 

私のアスペルガー夫は、今でこそだいぶと改善したが、3、4年前まではかなりひどかった。

話はすぐ「でも」と言って割り込むし、「でも」と言って割り込んできた割には全く違う話だったりする。

一方的にマシンガントークを1時間し続けたかと思ったら、その瞬間から黙り込んでボケーっとテレビを見ていたりする。

こちらが話をしても、ウンともスンとも言わず、真顔で黙り込んでいたりする。

今もまだこれらの症状は山ほどあるが、割と自覚しやすいのか、毎日指摘し少しずつ改善してはいる。

 

それでもアスペルガーを周りに持つ方の共通のイラっとポイントだと思う。

アスペルガーの話し方はそれほど特徴的で、相手を困らせる。

相手が困っている空気が読めないので、話し続けたり、逆に相手が話を聞いてほしい時に全く聞いていなかったりする。

 

この「話し方」は、アスペルガー本人にできるだけ改善を求めるのが良いのではと感じている。

 

 

8)すぐカッとなって切れる

これについてはコントロールが非常に難しい。

子供ならすぐ怒ったり、怒ったかと思ったらケロッとしていることもあると思う。

でもそれも、大人になるとそんな感情的に周りを振り回さないよう、気配りができるようになっていくものだ。

 

それができないのがアスペルガーだ。

我がアスぺルガー夫は、それはもう激しく切れることが多かった。

でもこの点も、幾度となく指摘し続け、少しずつではあるが以前よりマシにはなっている。

それでもアスペルガーの特性として、すぐカッとなるという性質がある。

なかなか本人がコントロールするのは難しいようで、すぐに怒ったり、相手のせいにしたりする。

 

本人にそれがダメだということを伝えるのももちろんだが、最近平行して行っていることがある。

それは、

サプリメントを飲ませること。

 

ただいま実験して3ヶ月程度なので、まだ検証中だが、発達障害は脳の機能障害のため、脳に必要な栄養の不足がアスペルガーの特性を引き起こしている可能性が指摘されている。

 

ビタミンB、C、カルシウム、マグネシウム亜鉛、コリンなど、様々なサプリメントを購入し、ほぼ毎日飲んでもらっている。

特に「コリン」はこのカッとする特性に効くと言われており、期待のサプリメントだ。

この話はこれだけで長くなるので、別の日にしっかり更新したいと考えている。

 

 

9)人を上下関係で見る

この項目はアスペルガー夫への不思議ポイントの大きなところなのだが、夫の大きな考え方の一つに相手を「上」「下」で見ているという世界観がある。

 

これは彼の言動で頻繁に見られるのだが、例えば夫が悪いことをして私が彼に怒ると、彼は

「どうしてそんなに下に見られないといけないんだ!!」

とブチギレる。

 

私は説明する。

「人って、上か下かだけじゃなくて、対等っていう立場もあるよ」

「どうして私はあなたより上にいると思うの?対等な立場で怒ってるんだよ」

 

でも、アスペルガー夫には全く通じない。

彼の頭の辞書には「対等な立場」という文字がないらしい。

 

よく聞けば、対等な友人関係や、人間関係は生きてきてこれまで経験していなさそうだった。

彼の小学校からの友人は、なぜか全員彼の「射程」「格下」ランクのようで、いつも彼は敬われて生きてきたようだ。

 

社会に入れば、すぐマネジメントの仕事を任され、人の下で働いたことはなさそうだった。

それも理由の一つだろう。

彼の世界は子供のころからの「あいつより俺って上」「みんなに下に見られたくないという世界から変わっていない。

 

 

10)怒られると怒る

 最強にやっかいなのがこのトリを飾る10番目である。

 

我がアルペルガー夫は、私が彼に怒ると、必ず逆ギレしてくる。

 

「どうして怒っているの?」

と私が問うと、答えはいつもこれ。

「だってあなたが怒っているから!普通怒るでしょ!」

 

普通だったらまかり通らないはずの論理が、彼の頭の中では成立している。

 

相手が怒っていると、自分も怒っていいという論理が、本人はお持ちのようだ。

なので、怒られていることに対して腹を立て、責められていることにキレ始める。

 

これが毎回やっかいなのだ。

 

子供ならあるかもしれないが、それでもやっかいな子供だろう。

 

それは例えば、母親から怒られた息子が、どれだけその内容が正しくても、母親に怒られる度に「なんで怒られないといけないの!?」と逆ギレするようなものである。

 

大人の男性がこれをするものだから、本当にたちが悪い。

 

だが、それを平気でし続けるのは紛れもなく、アスペルガー夫。

 

アスペルガーは、責められるのが大嫌いなのだ。頭の中は自動的に自分の身を守るための防御モードとなり、逆ギレすることで自分を守ろうとする。

正しいかどうかなど御構い無し。大事なのは自分の身なのだ。

そして30分後には自分が逆ギレしたことなどケロッと忘れてニコニコしている。 

 

そういう人種がアスペルガーだ。

 

もう、違う種類の人間だと思って接しないと、こちらが混乱して自滅してしまう。

 

 

 

アスペルガー夫(男)との毎日は、苦難の日々だ。

国際結婚をはるかに超えて難しい。

なぜなら、日本と宇宙人が結婚したほどの差があるからだ。

 

同じ人間なのに、と思った途端、何一つ上手くいかない。

地球とは別の生命体の生き物と思うしかない。

 

「彼ってアメリカ人だからな」とか「ラテンの国の人だからな」と思うと納得できるという国際結婚の場合のように、

「彼って宇宙人だからな」という理解をすると、少しはマシな関係が築けるかもしれない。

 

少なくとも、私はそう自分に言い聞かせ、日々奮闘している。

 

こんな情報が、同じ境遇の方へ少しでも役立てば幸いである。

 

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彼氏がアスペルガー症候群だったら?結婚するかの判断方法

最近新しくご近所での仕事を始め、すっかりご無沙汰になってしまった。

たくさんの方にいつもご訪問いただいてとても有難く感じています。

 

少し私生活が落ち着いたので、今日久しぶりに更新してみたいと思う。

 

 

今日のテーマは、

「もし彼氏に発達障害の疑いがあったらどうするか」

について。

 

コメントでもよくいただくのが、「彼氏がアスペルガー・またはアスペルガーかもしれない」という内容。

そういう状況にいらっしゃる人は、世の中に驚くほど沢山いるのではないかと思う。

読んでいて、いつもありがたく色々と考えさせられている。

 

もし私が付き合っている時に彼氏がアスペルガーだと疑ったとしたらどうしたかというタラレバごとを、夫がまだ彼氏だった頃を思い出しつつ考察してみたい。

 

夫と付き合っていたころ、まず私がそういった疑いを彼に持っていたかどうか。

私の場合はまったく疑っていなかった。

というか、発達障害に関する知識がまるきりなかったので、疑う余地もなかった。

アスペルガーADHDなどについて詳しく勉強し始めたのは、結婚後のこと。夫の言動・行動が不可解すぎてようやく発達障害という疑いを持ち始めて以降のことだ。

 

なので、現在お付き合いしている方が発達障害ではないかと疑っている状況の方は、そうやって疑うことができているご自身の気づき自体が素晴らしいと思う。

私のように結婚後に夫が発達障害だとわかった場合、別れる選択肢もたやすくは持ち辛いためだ。

 

もし、夫が彼氏だった頃に私が「この人発達障害では・・」と疑いを持ったとしたら、果たしてそれでも結婚に踏み切っていただろうか。

 

答えは、

「ノー」

である。

 

相手が発達障害かもしれないと疑うに至るには、それ相応の酷い事件なり理不尽な出来事なりが続かないとそうならない。

私の夫の場合は、結婚後にかなり違う一面を見せてきたタイプだった。暴言を吐いたり、物を投げたりと、決して付き合っている頃にはしなかったことを結婚後に初めてするようになった。

私にとっては、そんな想定外の出来事が連発し、ようやく夫が発達障害かもしれないことに結婚してから気づくことになった。

 

つまり、付き合っている段階で相手の発達障害を疑っている状況というのは、そこまで不可解で理解に苦しむような事態が頻発している、ということになる。

そんな辛い思いを沢山我慢している上に、その理不尽な状況の理由が「相手が発達障害だった」と判明したら。

私の場合は間違いなくその人とは結婚しない。

 

もし私が夫が付き合っていたころに、暴言を吐いたり、物を投げたり、発狂したりするような不可解な行為をしていたら、私は間違いなく別れていただろう。

まぁ、夫も頭を働かせ、それをわかっていて結婚後まで本性を隠していたかもしれない。

 

私の夫のように、結婚後に発達障害の様相を見せてくる人は置いておいて、付き合っている段階から素直に発達障害らしさをさらけ出してくれている相手とは、しっかり今後について考えて行く方が良いように感じる。

 

もちろんどういう選択をするかは個人の自由で、よく考えた末の選択に正しいも間違っているもない。自分が責任を持って選択した答えが、自分にとっての正しい答えだと思う。

 

ただ、「付き合っている」状況と「結婚している」状況は全く違う。

 

付き合っている段階では、無限大の選択肢がある。

 

「この人じゃないとだめ」

「私がいないとこの人がどうかなってしまう」

「今後彼以上に好きになれる人は見つけられない気がする」

 

といった想いをたとえ感じていても、単なる思い込みに過ぎないことが多くある。

 

いや、正しくは「女性にとって」単なる思い込みに過ぎないことが多い、というべきかもしれない。

男性にとっては上記が当てはまることが多いと思われる。何年も何十年も、別れた彼女を忘れられずにいる男性は多い。

でも、女性は動物的に男性とは違う部分が多い。

女性は男性よりうんと強く、かなりさっぱりしている。だから、「この人がいないと死んでしまう!」とたとえ心から思っていたとしても、実はその人と別れてもピンピンして生きていけてしまうのが女性だ。

 

また、アスペルガー症候群の男性に好かれる女性にも特徴があるように思う。

アスペルガー男性に好かれる女性の特徴(例)

・強い

・愛情深い

・情け深い

・包容力がある

・刺激が好き

 

そんな女性に惹かれるアスペルガー男性の特徴はこういったもの。

アスペルガーの男性の特徴(例)

・一途

・素直

・少年のようにピュア

・人を飽きさせない

 

 

つまり、アスペルガーの男性に惹かれる女性は、ありきたりな男性には惹かれない、という傾向があるように感じる。

例えれば、「向上心のないサラリーマン」には惹かれず「夢を追い求めるロマンの起業家」に惹かれる。

アスペルガー男性は、心がとてもピュアだ。少年の心のように綺麗で、荒削りな純粋さがある。そしてそのピュアな心で一途に女性を追い求める。

そんな一途さや少年のような無邪気さに母性をくすぐられる女性がほろりと落ちる。

アスペルガー男性にとっては、自分でもコントロールできない感情や行動を大きな心で受け止めてくれる「包容力のある」女性に惹かれる。

 

そして、アスペルガー男性は常に相手の女性を失礼な言動行動で怒らせるのだが、「私は本当の素晴らしい彼を知っているから」と全て飲み込めるような愛情深い女性がアスペルガー男性にはまっていく。

いつしか女性は、「この人には私がいてあげないと」と思うようになっていくパターンが多い。

 

こういうある意味「相性の良い」関係で結ばれている2人は、この時点でお互いに得るものがある状態である。

 

そんな中で、「あれ、この人なんか変かも・・」と思う瞬間がだんだん増えてくる。

これが相手を発達障害ではないかと疑うきっかけになる。

 

それは、DVだったり、言葉の選び方のズレだったり、浮気だったり、キレやすいことだったり。小さなことから大きなことまで、「違和感」としか言えない、言葉で他人には説明しがたい出来事が頻発してくる。

 

色々とインターネットを調べ、本を読み漁るなどしていく中で、わかる方はわかってしまう。

 

「あ、この人。発達障害かもしれない。」

 

書いている内容と付き合っているその人の言動・行動が全て当てはまってしまう。不可解だと思っていたことが全て納得ができてしまう。

あの時変だと思ったあの出来事は、こういうことだったのか。

バラバラだった点と点が線で繋がる瞬間を持って、間違いないと確信する。

 

 

さて、こうやって付き合っている相手が発達障害だとある日わかったとしたら。

みなさんならどうしますか。

 

 

少なくとも、前向きに結婚を考えていた相手だった場合、これを考えざるを得ないだろう。

 

Q. この人と結婚していいのかどうか

 

私の回答は前述したとおり「結婚しない」という答えを出すと思う。

付き合っている段階でそういった疑いを持ち、「相手が発達障害かもしれない」という事実を前提にこの質問を考えられること自体、幸運なことだと感じる。

 

また前述のとおり、答えが「YES」でも「NO」でも構わないと思う。

 

ただ、相手が発達障害かもしれなければ、その結婚生活は平坦とは言えない。もちろん「平々凡々な人生」を心から望んでいるなら、そうならない。

波乱万丈の人生になることは間違いがない。

日々揉め事の日々であり、相手の「障害」というものと深く向き合い調整する日々となる。決して「治る」ことのないものに対し、どう「改善していくか」という悩みに対面し続ける結婚生活となる。メンタルの強さが求められ、自分自身の強さを増強していく必要に駆られる。苛立ちと行き詰まりの中でもがく自分に嫌気が差してくる毎日となる。

 

それでも覚悟を決め、

「この人とならどんな波乱万丈も受け入れる」

「どんな苦難があろうとも、この人と一緒にそれを乗り越えたい」

「たとえどんな結果になろうとも後悔はしないし、一生をこの人と生きたい」

と考えられる相手ならば、結婚するといいと思う。

 

そこまで愛せる相手ならば、計り知れない人生の愉しさと歓びを得られる可能性は無限に広がっている。天才肌の相手との人生がどう展開していくか、ワクワクする人生も持ち得る。まるで大海原へ冒険に出て、大いなるドラマが始まるかのような刺激的な人生に転ぶ可能性もある。

 

でももしそれが、

「私が居ないと相手がだめになってしまう」とか

「愛してる!一生大事にする!と相手が言ってくれるから」

といった、相手本位の理由であるならば、考え直した方がいいと思う。

 

あくまでも判断基準は「自分」

自分を幸せにできるのは自分しかいない。

相手が自分を幸せにしてくれるわけではない。

 

自分を犠牲にしてはいけない。

 

あくまでも判断基準は、

「自分が」相手と居て本当に幸せなのかどうか。

「自分にとって」相手と居ることで人生が豊かになるのかどうか。

「自分が」本当に愛情を注ぎたいと思える相手なのかどうか。

 

主語は必ず「相手」ではなく「自分」になっていないといけない。

そういった、ある意味シビアな目線が必要なのではないかと感じる。

 

相手がいくら自分のことを好きであろうと、それは本当は関係ないこと。

 

 

自分が何があっても心から愛せる相手なのか。

 

 

そこを突き詰めて考え続けてみるしかないのではないだろうか。

 

 

あくまでも個人の考え方だが、なにか端くれでもお役に立てばと思い書いてみた。

 

ちなみに私は今の夫と結婚したことは後悔していない。

それは、付き合っているころに彼が発達障害だと気づかなかったから。

後悔しようにもしようがない。

結婚して知ってしまったものはどうしようもないので、本気で離婚しようと決意するまでは、苦悩に悶絶しつつも、楽しめるところは楽しみながら夫との生活を受け入れていこうと考えている。

なってしまったものは、まぁ運命だろう、と思っている。

でも運命だとしても自分で変えられるものでもあるはずなので、自分が破滅するまで頑張るつもりはない。線引きは自分で、と考えている。

 

だから、今そういう気づきがある方は、後悔しないように慎重に考えてみることをおすすめする。

 

 

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【大人の発達障害】アスペルガー症候群・ADHDの違いと判断方法

すっかり忘れていたことがある。それは、夫はアスペルガー症候群だけではなく、ADHD学習障害(LD)も合併した混合型だと考えられること。

いつしか、アスペルガーの傾向があまりにも強いので、アスペルガーという一言で夫を表現するようになっていたが、正しくはアスペルガー症候群ADHD学習障害混合型夫だった。謹んで訂正いたします。

先日夫がそのようなアスペルガーADHD混合型ではないかとのコメントをいただいたことをきっかけに、改めて自分の頭の整理も兼ねてアスペルガー症候群ADHDの違いと特徴についてまとめてみたい。

 

まず自分のアスペルガーADHD学習障害混合型夫を参考に特徴や症状を書き綴る前に、自分の本棚にある下記バイブル本から引用した発達障害とはなにかという基本情報を記してみようと思う。

 

(参考・引用させていただいたマイバイブル的本はこちら。アスペルガーADHDが詳しく載っているのでいつも辞書的に活用している。二者の違いを知りたい方や、混合型に関連する方に強くおすすめしたい。)

 

発達障害とはどのような状態のことをいうのか

発達障害とは、生まれつきの脳の機能の発達に関する障害です。

発達障害の子供は対人関係や注意力などの発達がゆっくりしている一方、学力などには問題がなかったり、場合によってはすぐれた面があったりするなど、発達にアンバランスがあります。

この能力のアンバランスさのためにうまくいかないことが起こると、性格や育て方の問題と考えられがちで、生まれつきの脳の特徴からくるものだということが、周りからは理解されにくいのです。

発達障害の中には「アスペルガー症候群」「自閉症」「ADHD(注意欠如・多動性障害)」「LD(学習障害)」「チック」などがあります。

  

自閉症スペクトラム障害ASD)>

自閉症アスペルガー症候群は、アメリカ精神医学会の診断基準である「DSM-5」(2013年)では、自閉症スペクトラム障害ASD)に分類され、社会性の障害(人との関わり方が独特)、コミュニケーションの障害、社会的想像力の障害、感覚の過敏さなどの特徴があります。

アスペルガー症候群自閉症の違い

自閉症では幼少期に言葉の発達の遅れがありますが、アスペルガー症候群では言葉の遅れはなく、社会性以外の部分の遅れが目立ちません

 

ADHD

ADHDは、不注意(集中力の持続が困難)、多動性(落ち着きがない)、衝動性(待つことができない)という特徴があります

 

学習障害(LD)>

学習障害は、全体の知的な能力に遅れがないのに、特定の能力、読み(識字障害)、描き(書字障害)、計算や推論(算数障害)などが極端にできない状態です

 

次に、 具体的な特徴・症状について。

 

発達障害の特徴・症状

アスペルガー症候群高機能自閉症

・社会性の障害

 友達とうまくかかわれない。友達とトラブルになりやすい など

・コミュニケーションの障害

 一方的でまとまりのない話をする。大人びた言葉遣い。冗談を真に受ける。表情が乏しい など

・社会的想像力の障害

 他人の感情が理解できない。経験したことがないことを想像できない。こだわりが強い など

 

ADHD(注意欠如・多動性障害)>

・不注意

 ケアレスミスが多い。いつも探し物をしている。整理整頓が苦手。すぐに気が散る。集中力が持続しない など

・多動性

 じっとしていられない。落ち着きがない。授業中や食事中もすぐに席を立つ。手や足をいつもそわそわ動かす。イスの上で体を動かす。静かにしているのが苦手 など

・衝動性

 順番を待てない。せっかち。おしゃべり。友達にちょっかいを出す など

 

アスペルガー症候群ADHDの違い

一見同じような症状でも、厳密には違うアスペルガー症候群ADHD。ただし、合併することも認められているため、完全な線引きはできません。

 

<中核となる症状が違う>

アスペルガー症候群:人との関わり方がメインの症状

ADHD:集中力・行動、感情のコントロールなどの前頭葉の問題が中心

 

<明確な違い>

引用させていただいている上記の本:大人の発達障害 アスペルガー症候群・ADHD シーン別解決ブック (主婦の友新実用BOOKS)では表でわかりやすく載っているのでぜひ一読していただきたいが、わかりやすく筆者なりにまとめると下記の通り。

 

アスペルガー症候群のみにある症状〜

話し方

アスペルガー症候群:問題あり

難しい言葉を使ったり、大人びた喋り方をしたりする。話し相手を無視した一方的な会話。言葉の意味を字義どおりにとらえて、たとえやユーモアが通じない

ADHD:問題なし

おしゃべりだったり、早口で自分中心にしゃべることはあるが、会話のやりとりに不自然さはない

 

対人関係

アスペルガー症候群:問題あり

非常に風変わり、一方的、無神経な方法で人と関わる。他者に言われるがままに動く、自分の気持ちをうまく表せないタイプもいる

ADHD:あまり問題なし

周囲の反感を買う行動のためトラブルを起こしやすいが、基本的には対人関係が理解できるので、人と適切な関係を築くことができる

 

こだわり

アスペルガー症候群:あり

興味の幅が狭く、興味を持ったものの情報や事実を集めるために膨大な時間を費やす

ADHD:ない

物事への極端な執着やこだわりはない

 

感覚

アスペルガー症候群:あることも

極端な感覚の過敏さ、鈍感さ。聴覚、視覚、触覚などで過敏さや鈍感さがみられる

ADHD:ない

極端な感覚の敏感さ・鈍感さはない

 

その他

アスペルガー症候群:不器用さ(発達性協調性運動障害)がよくみられる

 

ADHDの主な症状〜

上記同様、アスペルガー症候群と比べてADHDのみにある症状を書こうと思ったが、なんとADHDのみにある症状というのがゼロだった。つまり、ADHDの症状は全てアスペルガー症候群の症状にあてはまる、ということだ。

その中でもアスペルガー症候群と比べて、特にADHDの症状として顕著なものは下記。

 

多動

ADHD:あることも

落ち着かない、せわしない

アスペルガー症候群:あることも

その場の状況や、ルールを理解していないときに、動き回る

 

 

不注意

ADHD:問題あり

気が散りやすい。ひとつのことに集中する時間が短い

アスペルガー症候群:偏りがある

好きなことには熱中するが、興味のないものに対しては集中できない

 

 

衝動性

ADHD:あることも

待つことができない

アスペルガー症候群:あることも

待つことができない。状況を読めないので、突然の思いつきで動いているように見えることも

 

 ゆきみの考察とまとめ

 アスペルガーADHDの判断方法

上記に綴った内容から、結局いくらADHDの主な「多動・不注意・衝動性」といった症状があったとしても、アスペルガー症候群なのか、ADHDなのか判断できないということだ。どちらにもあり得る症状・特性だということだからだ。

それではどうすればよいかと考えると、「まったく当てはまらない症状」を探すこと。それが一番簡単な方法だと考えられる。

具体的にいうと、ADHDに当てはまらない症状でありアスペルガー症候群のみが持つ症状である「こだわり」と「感覚」の有無で判断する方法が有効ではないだろうか。

 

例えば、

・自分や相手に「多動・不注意・衝動性」といった症状が見られる。アスペルガー症候群なのか、ADHDなのかわからない状態。

  ↓

 A)「こだわり」や「感覚」の症状がない

 B)「こだわり」や「感覚」の症状がある

  ↓

 A) ADHDの可能性がある

 B) アスペルガー症候群の可能性がある

 

という判断方法が考えられる。

 

アスペルガー症候群の特徴「こだわり」とは

ここで、アスペルガー症候群にあってADHDにないといわれる「こだわり」について詳しく述べてみたい。

「こだわり」とは、好きな食べ物、好きな趣味へのこだわりが強いこと。またこの方法でなければやらない、このブランドでなければ食べないなど、こうでなければいや、という気持ちが非常に強い状態のこと。

「自分はこうしたい」という本人ならではの明確な意思を持っていて、アスペルガーの方はその意思を何がなんでも突き通す傾向がある。

 

私の夫でいうと、下記のような例が挙げられる。

・絶対朝にシャワーを浴びなければ気が済まない

・茶色の靴を履くときに黒の靴下は耐えられない

・決まったブランドの整髪料以外は受け付けない

・決まったブランドのハンドソープ以外は受け付けない

・熱いものは熱々の状態で食べないと気が済まない

・一つのことを長く継続することが大切だという考えに固執する

・何十年の前の思い入れのある服や靴に執着し捨てられない

 

アスペルガー症候群の特徴「感覚過敏」とは

アスペルガー症候群の人々で五感の感覚が人より強い傾向がある。普通の人は気にならないような雑音が気になって生活に支障をきたすような「聴覚過敏」、電球や太陽などの光の変化で体調の変化がおこるような「視覚過敏」、体臭や香水などの匂いに特に敏感な「嗅覚過敏」、触るものに対する感覚が敏感な「触覚過敏」、味の違いに敏感で偏食をしたり同じものばかりを食べるような「味覚過敏」といった症状がある。

 

私の夫の場合の感覚過敏に関する例は下記の通り。「触覚過敏」と「味覚過敏」が顕著である。

・アルミホイルが嫌い。擦れる音や触った感じが耐えられない

・鉛筆が嫌い。カリカリという音が耐えられない

・時々買い物かごに触ると気持ちが悪いと感じるものがある

・他の人が触った自分の車のハンドルが耐えられない

・瓜系の食べ物の食感が苦手で食べられない

・全く知らない女性との性行為は気持ち悪くて絶対したくない

・不潔そうな人は大嫌いで間接的にも触れたくない

 

まとめ

今回は、アスペルガー症候群ADHDの違いと特徴についてまとめてみた。

しかし注意するべきは、この二つは似ている症状が多くあり、判断が素人には非常に難しいという点だ。だから、双方がある症状を細かく分析して仕分けることは困難である。それよりも、上記のように明らかな違いに視点を向け、緩やかな自己判断をするのが得策ではないかと思う。

どしらにしても、独断だけで終わらせるのではなく、必要があれば専門家の意見を取り入れたり、専門機関で診断をしてもらうことも考慮するべきだと考えている。妻など相手からの自己診断を受け入れてくれる素晴らしい方であれば不必要だろうが、本人が自覚してくれていない場合がほどんどだろうからだ。

私も現在、病院で夫の発達障害の診断をしてもらえるよう、専門機関を探しているところである。しかし、予約が3ヶ月待ちであったり、診断まで3〜6ヶ月かかる機関もあり、病院探しに難航している。衝動性の強い夫にはさぞ待ちきれない苦痛の受診となるだろう。でも、夫が私から「あなたはアスペルガーだよ」と言われることにそれは嫌悪感を示し、病院で診断してやるよ!といつもキレて面倒なので、私も夫をいよいよ病院に連れていくという難題に挑む日が近くなってきている。

また、夫を病院に連れて行く地獄の巻は、これから綴っていこうと思う。

 

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西野カナさんへ捧げる「アスペルガー男性のトリセツ」

平成の歌姫、西野カナさんの活動休止を受け、トリビュートとして遅ればせながらアスペルガー男の「トリセツ」替歌をここに捧げようと思う。まぁ、西野カナさんはいらないと思うが。

我がアスペルガー夫の目線で書いてみた。まぁ、なんて難しいこと。彼らの目線に立つというのは一般人からすれば至難の技だ。

アスペルガー男性で違いはあれど、多かれ少なかれ、皆こんな感じではないだろうか。

周りにアスペルガー確定の人物、またはグレーゾーンの人物がいる方々、ご一読くださいませ。

 

アスペルガー男性のトリセツ」

 

この度はこんな俺だが選んでくれてどうもありがとう
使用する前にこの取扱説明書をよく読んで
かなり甘めに優しく扱ってくれ
寂しがりやにつき返品交換は受け付けない
理解してやってくれ

急に不機嫌になることがあると
逆に切れます
すぐ切れるくせに放っとくと忘れます
申し訳ない
でもそんな時は懲りずに
笑顔で笑いかけてやってくれ

定期的に褒めると長持ちします
すごい人!とか
小さなことには怒らないであげよう
カッカするから
でもできたことや
小さなことも褒められたいんだよ

もしもかなり嫌気がさしてて
捨てたくなる時は
俺のいいところばかり
できるだけ思い出してくれ

これからもずっと許してくれ
こんな俺でも好きな気持ちは持っている
ずっと許し続けてくれ
謝ることはしたくないんだ

意外と外面(そとずら)はよく人に好かれます
何でも無い日の
ちょっとした相手の厚意には気づきません
センスは微妙
でもいくら俺が悪くても
できるだけ怒らないでほしい

もしも朝に起きれなかったら
優しく起こして
決してガミガミ言わないで
余計にふてくされるから

これからもどうぞよろしく
こんな俺だけど優しく接してくれ
ずっとお手柔らか目に
永久に変わらない俺だから

何回も聞いたと言わないで
辛抱強く我慢強く聞いてやってくれ
うんざりしたと言わず
仏のように見守ってくれ
広い心と深い愛で
全部受け止めて

これからもどうぞよろしく
こんな俺だけど笑って許してくれ
ずっと優しくしてくれ
怒られ慣れていないから

 

この歌詞を書いてみて改めてわかったことがある。それは、我がアスペルガー夫の目線で書くと、とにかく「怒らないでほしい」という内容ばかりになってしまったこと。アスペルガー夫にとって最近怒りまくっている妻(私)は、なんだかヒステリーに怒ってばかりいる変わった女性と位置付けられている。そして毎回私に言うのはこの言葉たち。

「いつも怒ってるね」

「そんなに怒ってばかりしなくてもいいじゃん」

「どうしてそんなに怒ってるの?」

 

なぜか、自分が わるいとは微塵も思っていない。

彼らはとにかく願っている。どんなに自分が悪かったとしても、怒ってほしくないと。優しくしてほしいと。怒らないでほしいと。受け止めてほしいと。そういうことらしい。

なんともめでたい種別の生きものだろうか。

私はまだしばらく、この新種の生きものの「トリセツ」とにらめっこする日々が続きそうだ。

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アスペルガー夫が離婚を切り出した夜の結末

2019年のはじめから早速喧嘩続きの我々だったが、結婚1年半にして最大の離婚危機に発展した。夫が離婚を切り出してきた。今年から本厄に入る私にふさわしい幕開けだろうか。厄は2月からカウントするようだが、どうかこのクライシスが山場であってほしいと願っている。

 1月4日に書いたように、夫の借金180万円が発覚した。カードのリボ払い残額などを合わせた彼の負の遺産総額は300万円近くにも膨れ上がっていることが判明し、年を越した。胸はザワつき安らぎの得られない年明けとなった。

yukimimame.hatenablog.com

 

早速銀行に借り入れの申請をし、審査が通り、着々と借金問題解決へ向け動いていたところに、夫がまた大きな障害となり立ちはだかった。

借金が発覚してからずっと機嫌が悪かった私に追い打ちをかけるように、夫の未払いの督促状などが届き更に不機嫌度マックスとなっていた。次から次に問題が起こるモグラ叩き状態に心底嫌気がさしながら、頑張ってトラブル解決へ奔走していた。

夫は私にお金のことで責められている状態にフツフツ不満を募らせていた。私にとっては夫自身がトラブルの原因なので不満に思う必要はどこにあるのか甚だしく疑問だが、アスペルガー夫は自分が責められることが耐えられないという特性がある。今回の借金問題で私は夫を地の底まで陥れるほど徹底的に責めたため、アスペルガー夫はストレスと不満で顔を歪めていた。

そして2日前、出張から帰ってきた夫は何か様子がおかしかった。何か言いたそうで、文句ばかり言い出した。お腹が減ったというので簡単なものを夜中に用意したら、手をつけない。「どうして食べないの?」と聞くと、「こんなおいしく食べられない状態では食べられない」と言う。わがまま2歳男児のような意味不明の主張で喧嘩を売ってくる夫に私はあきれながら、相手にするとめんどくさいので黙っていた。

夫がおもむろに話し始めた。「もう、いいかなと思うんだよね」

「なにが?」と問うと、「もういいかなと思ってね。俺も色々思うことがあって、ずっと考えてたんだよね。」

この話が始まったのが夜12時。これが悪夢の始まりだった。ここから朝5時まで壮絶な喧嘩と離婚話をすることになった。そして後述するが、夫の様子がおかしかったのは拍子抜けするほどの理由があったことが翌日わかった。

夫の話の内容はアスペルガーらしく、いつになく支離滅裂でぐちゃぐちゃだった。「もういいかな」と言い、その瞬間「一緒にうまくやっていきたい」と言う。決まった額で生活するように言い渡したことが気に食わず「こんな財布に少ししかなくて小さい人間になった気がする」と言い、次の瞬間「お金のことなんかで俺は文句言っていない」と言う。「もういいかなっていうのはどういう意味なの?離婚したいっていうことなの?」と問うと、「離婚していい」と言う。そう言ったかと思えば「うまくやっていきたいって言ってるだろ」とキーキー怒っていた。「あなたの言ってること、ぐちゃぐちゃだよ」というと「そっちの言ってることの方がぐっちゃぐちゃだ!!わかってるの!?」と攻撃してくる。カオスだった。

長らく話してくると、「もういいかな」の連発となり、「離婚してもいい」「離婚してやるよ」と話が発展してきた。私が「ようやくお金の問題を一緒に解決させて、うまくやっていこうと約束したばかりなのにもう諦めるの?それでいいの?」と問うと、「いいよ」と言う。「逃げるんだね」と私が言い、「もういいよ。俺はわがままかもしれないけど、それが俺のいいところだと思う」とまで開き直り出した。「離婚届にサインしようや」と夫が提案してきた。

今から立て直して上手くやっていこうと意気込んでいた私は、あまりの夫の我儘さにもう呆れかえってしまった。あまりにも離婚していいというので、「じゃぁ、明日離婚届持ってくるから。必ずサインしてくれるということでいいんだよね?」と聞いた。「いいよ」と夫。二言はないと言った。もうそこまで言われるのなら、私が頑張る必要はどこにもないと感じた。あまりにも拍子抜けし、涙が溢れた。「わかった。じゃあ離婚しよう。絶対明日離婚届にサインしてもらうからね。」とこみ上げる怒りを抑えながら切り捨てた。

私もだんだん覚悟ができてきた。もう、別れようと思った。そして淡々と、今後離婚するにあたってのプロセスを夫に描写していくことにした。

「じゃぁ、私は今月中に荷物全部まとめて実家に帰るから。そうすればもうこの街にいる理由はないし、もう二度と会うことはないね。絶対別れた後は連絡してこないでください。私は新しく仕事探して働いて、早くもっと素敵ないい人を見つけて結婚して幸せな家庭を築くから。その時はこの失敗を活かして、結婚前にしっかりどんな人か確認して結婚しようと思う。あなたは、もう好きなだけお金を使って好きなように生きていったらいいと思うよ。もう誰もあなたのお金の管理もしないし、誰にも縛られず独身貴族を楽しんてください。」

そうやって具体的に離婚後のイメージを夫に伝えると、夫の態度は一変した。途端に「ごめんなさい」モードに変わっていく様子がありありとわかった。

アスペルガーの特性なのだ。想像力がないということが。だから、離婚しようと相手に気軽に伝えてしまうのは、離婚したら一体どうなるのか、どのくらい自分が困るのか、どのくらい辛くて後悔するのか、それが想像力の欠如によりイメージできないことが原因にある。そのため、こうやって具体的に私がいなくなって、もう会えないというイメージを彼の頭にインプットさせると、ようやく事の重大さがわかってくる。そうしてアスペルガー夫は途端に「やばいことを言ってしまった」と理解する。

そこからは夫は完全に謝罪モードに突入し、謝り倒してきた。テーブルに手をつき「ごめんなさい」「申し訳ない」「本当にごめん」「もう絶対離婚したいとか言いません」「申し訳ありません」と永遠に続く。もう彼の攻撃性は消えていた。

でも、私は絶対謝罪を受け入れなかった。「私は言われたとおり絶対離婚するよ」「離婚したくないなら簡単に口にしないで」「男に二言はないんでしょう。あなたが何を言おうと離婚するから」「明日離婚届持ってくるから、絶対サインしてもらうからね」と散々脅し、引っ張れる最大まで引っ張って謝罪を拒否し続けた。そんな勝手な振る舞いに振り回されてたまるか、と思っていた。

アスペルガーというのは、びっくりするほどひつこいという特徴がある。夫は私が離婚しないと言うまで、絶対あきらめない。私がいくら離婚すると言い張っても「もうそんなこと言わないで。絶対頑張るから」と永遠に私を説得し続けた。そうして朝を迎えるころ、根負けをした私は「わかった。でも離婚を検討しないわけではない。お金のことが解決できなかったときは、離婚を考えるから。」と妥協し即離婚の意思を取り下げた。取り下げたからといって、あなたのことが好きだとはすぐには思えないし、仲良くするつもりはないからと伝えておいた。

それでも、アスペルガー夫は一件落着したと思い込むようで、さっそくベタベタしてこようとしていた。私にはその心の切り替えができるアスペルガーをもう天才だと賞賛するしかない。アスペルガーの特徴だ。すぐに心の切り替えができる。自分が怒っていたことなんて綺麗さっぱり忘れ去り、すぐにその人をまた愛することができる。

次の日、決して謝らない夫が私にメールをしてきた。「昨日はごめんなさい。」相当反省しているのだろうと、少し感じることはできた。それでも、何度も夫とは同じやりとりをし続けているため、全く信じてはいない。

夜に夫が帰宅し、またも珍しく面と向かって「昨日はごめんなさい。言い過ぎました。」と素直に謝ってきた。決して謝る事のできないアスペルガーにしては珍しい現象に、少しだけ希望を感じた。そして夫の口からびっくりすることを聞かされた。

 

「昨日は酔っ払ってて言いすぎたんだ。」

 

「え、酔っ払ってたの??」全く知らなかった。すると夫は「出張先で2人でワイン4本空けて帰ってきたんだよね。そりゃ酔っ払ってるよ」と当然のことかのように返答した。私は目がテンになった。なんか様子が変だとは思っていたが、まさかそこまで泥酔した状態だったとは。完全に騙された。なんと私は酔っ払いと話していただけだった。だから話が飛びまくってぐちゃぐちゃだったのか。真面目に話し合ったと思っていた私はなんだったのか。ほんとに、ふざけんなよこのアスペやろう。

 

まぁとにかく、これで夫は自分から離婚を切り出すと本当に離婚することになることは少なくとも学んだだろう。こうして、もう彼から離婚を安易に切り出すことはなくなると思われる。

アスペルガー夫がもし離婚を切り出してきたら、本当に離婚する覚悟をこちらも持ち戦闘に望むべきだろう。そして、リアルに離婚したらどれだけアスペルガー夫にとって悲惨な現実が待っているか、脅したっぷりにイメージさせてあげると良いと思う。

 あぁ、しかし疲れた。

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アスペルガー夫の人知を超えた天才ぶりたまには

だいたいアスペルガー夫に対しては不満しか出て来ないのだが、たまにはアスペルガーの大きな特徴の一つである天才さについて綴り、夫の良いところも思い出してみようと思う。

アスペルガー夫のひどい特徴を詳細に友人に伝えるたび、よく問われることがある。

「どうしてそんな人と結婚したの?」

この言葉にアスペルガーの妻は答えられず、いつも言葉に詰まる。

でも、アスペルガー夫には共通して輝き放つ天才的能力を備えている。そしてそれは一般男性には全く備わっていない異質な才能である。それが彼らに惹かれる理由だ。どんな女性がアスペルガー男性に惹かれるか。一概には言えないだろうが、私のように普通の男性をつまらないと感じる女性が多いと思われる。「人生こんなもんでいい」というサラリーマン体質の向上心のカケラもない男性に惹かれない。そんな女性は気がつけばアスペルガー男性のそばにいるかもしれないので要注意だ。

それではここに、私の夫の天才肌ぶりを贔屓目なく羅列して陳述してみたい。

 

アスペルガー夫は現在会社の役員をしている。そして社会人になってからずっと管理職に就き続けている。一般社員として生きることはできない。指図されるなんて耐えられない。人を動かすことが天才的に上手い。人に好かれ、人の心を動かすことができる。後輩に慕われ、上司に可愛がられ、会社にいなくては会社が成り立たないほどの存在感を放つ。1分単位で彼の元には代わる代わる決断を求め相談をしに来る後輩たちが彼のデスクに列を作る。その姿はまるでゴッドファザーさながらである。彼と話すお客さんは瞬時に彼のファンになり、虜になる。決断のスピードが異様に早く、頭の回転の良さが人間の能力を超えている。同時にいくつものことが処理でき、決断を間違わない。大きく物事を考えることができる。業績の悪い事業も彼が行えばグングン業績が上がり成功事業となる。細かい仕事には決して手を出さず、人にさせることを徹底している。鋼のメンタルを持ち、どんなに理不尽なことで怒られようとも翌日忘れられるという羨ましい能力を備える。彼に任せれば事業が安泰であることから社内で任される仕事がどんどん増える。それゆえに何個もの役職を持ち合わせている。大人3人掛かりで割り振られる仕事を1人でこなすが、給料が変わらなくても大丈夫という不思議なこだわりのなさでストレスを感じない。長時間働いても、1ヶ月働き通しでも耐えられる精神力を兼ね備えている。責任感が強く、必ず事業を成功に導く執念深さがある。上司に可愛がられると必ず報いようとする任侠の世界観を持つ。文句や愚痴を嫌い、正義感を持って仕事に取り組む真摯な姿勢がある。多少のことには動じず、いつも冷静で的確な指示を飛ばす。どんなクレーマで偏屈なお客さんも彼が対応した途端に彼のファンに変わる。上司に媚びず、部下に優しく、辛抱強い。どんな時も笑顔でにこやか。冗談を絶やさずいつも周りを笑わせるムードメーカー。彼が出勤すると皆が立ち上がり一斉に挨拶をする。皆彼のことを慕い、彼をなくてはない唯一無二の存在だと認識している。

 

さて、読んでくださった方、こんな男性どうだろうか。

私は改めて書いていて思う。

いや、なんていい男なんだ、と。

私は彼と一緒に働いていた。だから、上記の様子そのものを間近で見続けていた。なんてすごい人なんだろうと思った。人間レベルではないとすら感じていた。ただなぜこの人がこれほど人間の英知を超えているのか、その理由を知らなかった。

 

その理由が、アスペルガーだから、だったとは。

 

こんないい男であれば、どうして今私が彼の妻として苦しんでいるのか。こんなに周りから慕われ、仕事ができ信頼が厚い男性を夫に持ち、普通ならそんな男性と結婚すればハッピーエンディングではないか。

ところが、人生はそんな風に順調に行かないようにできているらしい。 彼と結婚してから、私の拷問のような苦しい日々は間も無くやってきたのだった。

なにがこんなにアスペルガー夫の問題なのか。

それは、アスペルガー夫は上記のような素敵な男とは180度別人の男に家では変貌するのである。そう、ウチとソトの人格が変わる。それがアスペルガーの特性なのだ。

仕事を辞めて一緒に彼と働かなくなった今、私が接するのは家にいる彼だけだ。そうなると、上記にツラツラ綴った素敵な男性ぶりも、私にとっては全く関係のない人となる。家でそんな素敵な男性となってくれる日は、待てど暮らせどやって来ないからだ。上記に羅列した事項を全て逆にしたのがアスペルガー夫の妻の前での正確だと言っても過言ではない。

家でのアスペルガー夫は、ワガママ・言うことを聞かない・キレる・気を遣わない。とにかくやりたい放題だ。2歳児にまで戻る。「寝たくない」「テレビみたい」「お風呂入りたくない」「食べたくない」など、イヤイヤ期の再来かと思う。

それくらい、ウチとソトの差が激しいのが、アスペルガー夫を素敵だと思って結婚してしまう理由である。ウチ=結婚しない限り判明しないからだ。

それでも、この天才的な能力は100歩譲ってもやはり素晴らしい。私はいくら努力しても彼の天才的能力を身につけることはできない。それは持って生まれた才能である。

だから、今の妻の立場で私ができること。それは2歳児に戻った天才少年を家で褒めて伸ばす教育を行うことだ。天才児を授かった母親のように、将来に甘い夢を見て今しばらくは彼に精一杯の教育を施して将来の展望に夢を駆せたいと思う。私一人では行けないほど遠いところに、彼となら行けるような希望を持って。

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夜の営みにおけるアスペルガー夫(男)の特徴

アスペルガー夫との営みの一部始終はこんな感じ、というわかりやすい例を最近の実例から我が家から取り出してみる。たまに身の危険を感じるのがアスペルガー夫との夜の行為。どれくらいストレスフルか、伝われば幸いである。

まず基礎情報として、アスペルガー夫は人の空気が読めないため、行為中でも相手が嫌がってるか喜んでいるか、あからさまに態度に出しても全く気づかない。なので、行為も当然ちんぷんかんぷんなことを仕出かす。つまりアスペルガー夫との行為は基本的に身を委ねきれない。数日前の夜はこういう夜だった。

 

その夜の前の日、私は夫に対して怒り心頭で、大げんかをした。そして私は夫に対しまだ怒っていた。だけど、1日経ってアスペルガー夫はなぜか私に対する好き度が増していた。だから夜も求めてきた、無邪気に。アスペルガー夫は短期記憶がないため、昨日のことなどほぼ覚えていない。いや、正確には覚えているが、私の気持ちを察することができないため、昨日の怒りを1日持ち越す私の気持ちを理解できない。「どうしてそんなにずっと怒っているの?1日寝たら忘れないの?」とアスペルガーならではの特性を私に強要する。

1日1日リセットされるアスペルガーにとって、どんなことがあっても次の日にアスペルガー夫は私のことをまた好きだと思える。私は一般人なので、昨日喧嘩した相手と夜仲良くする気にはなれない。なので求めてくる夫を拒否する。だけど夫はなぜ私が嫌がっているかわからない。「いやだ」というと「なんで??」と2歳児のように心から疑問を持って聞いてくる。私にとっては喧嘩した次の日にラブラブに戻れると思っているアスペルガー夫の頭の中がどうなっているか理解できない。あからさまにうざがる顔をする私を夫は見ているようで視界には入っていない。

行為自体は割と全て乱暴気味で、強い力でなんでも行うのでとにかく痛い。「いたい」とそのまま伝えてみるが、全く聞いていない。「もっと優しくして」とも言ってみるが、それも聞いていない。ズンズン彼の思う通りに進めていき、右へ左へ私を無駄にグイグイ移動させる。その都度乱暴で痛いので「だからいたいって」と伝えるが、もちろん耳に入っていない。不快さで顔が歪んでいる私の顔に時々気がつき「どうしてそんな顔してるの?」と心から不思議なことを問いかける2歳児のように聞いてくる。「だから、いたいんだって。聞いてる?優しくして。」と答えるが、聞いた割に答えを求めているわけではないので聞いてはいない。当然力加減が改善されることなどないまま事は進んでいく。

アスペルガー夫との前戯は私にとって地獄。苦痛以外のなにものでもないので、さっさと終わらせるよう促す。「そこは触られたらいやなの」と100万回伝えても、夫の記憶に残ることはない。思い込みが激しいので、女性がされて嬉しいと思い込んでいることは、いくら私が嫌だと伝えても頭にインプットされない。情報の更新がシステム上行われない。アルペルガー男に限らず男性全般に多いが、力強くガシガシすれば女性が喜ぶと思い込んでいる。そのうち行為自体、私と夫の押し合いへし合い状態となり、私の太ももや腕には青あざができる。

そうやって落ち着きなくベッドの上で動き回る夫が、その夜やらかしてくれた。思いがけず私の外ももを膝で豪快に蹴り上げた。成人男性に結構な勢いで蹴りを入れた女子はどうなるか。痛すぎた。痛すぎて悶えていた。「いたい・・!!」ベッドで悶えうずくまって動けなくなっていた。本当に痛かった。もちろんわざとじゃないのはわかっているが、あまりにも痛いので夫へ怒りが湧いてきた。「いたいじゃん!!」と言うと、普通の人ならどう言うか。「ごめんね」「大丈夫?」「わざとじゃなかったんだよ」などの返事が返ってくるだろう。だがアスペルガー夫は一味も二味も違う反応を示す。

行為中に妻を蹴り上げたアスペルガー夫は、痛い痛いと悶える妻を前にどう対処することにしたか。それは、無視して行為を前に進めることだった。彼の中ではミッションコンプリートが最優先。困難を跳ねのけミッションコンプリートに邁進するエイジェントのように最後まで爆進した。そして満足そうに最後を迎えた。

私はもちろん怒りに小さく震えていた。行為が終わって一番に私が発した言葉は、「人を蹴り上げたらごめんね、大丈夫??って普通人は言うんだよ!わかったか!!」

夫はようやく「なんか入っちゃったんだよ」とだけ釈明した。私が怒っていることを気にとめる様子もなかった。おい、一言ぐらい謝らんかい。

アスペルガーの夜の行為はこういう感じだ。だいたい、こちらの求めるものと違うものをふんだんにプレゼントしてくれる。そしてこちらは不満足100点満点だが、アスペルガー夫は満足100%だ。彼が私を心から満たしてくれる日が来るとすれば、それは私が途方も無い調教を彼に何年も掛けて施した先にあるかもしれない。一言で言えば、そんな骨の折れる仕事、体力が続かない。

こうして少しずつ私はアスペルガー夫への嫌悪感を積み重ねていく。そして夫は私への愛情を積み重ねていく。

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