くらやみらんぷ

くらくなったららんぷを灯そう。 *****アスペルガー夫を持つアラサー主婦のこんなはずじゃなかった七転八倒新婚ライフ*****

都会でくちゃくちゃにされたので。

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もし自分が都会に住み続けていたら、どうなっていただろうか。

 

そもそも27歳頃まではずっと都会で仕事をしていた。

その都会の定義もなんなのかと思うが、少なくとも地方と呼ばれるところで生活し始めたのは、20代も後半になって初めてだった。

 

地方生活が始まったきっかけは、親の隠居だった。病気をしたり倒れたり、何度か生死を彷徨った父の療養に、両親は田舎に引っ込んだ。

私は大学卒業から一人暮らしをしていたので、特に関係は元々なかった。

しかし私が4ヶ月ほど海外に長期一人旅へ出かけた際親がたいそう心配し、旅が終わるとひとまず顔を見せに田舎に戻ってほしいと言われ、家も引き払い身軽だった私は田舎へしばらく住むことにした。

 

父の介護をしながら、そこから自分ののんびりした田舎生活が始まった。そもそも母に田舎生活を提案したのは誰でもない、私だった。母はその意外な提案にはじめは戸惑っていたが、いいアイデアだと納得したらしく、それから半年ほどの間に持ち家を売るなど全ての身辺整理を一人でこなし、サクッと田舎へ引っ越しをした。

 

母の行動力はその年齢にしては目を見張るものがあるが、私も母譲りでかなり身軽である。田舎にしばらく住んでみたらと言われると、全く抵抗なく住めたものだった。

 

それから今に至るまで、田舎暮らしは続いている。といっても父はその後亡くなり、母はまた1ヶ月ほどでサクッと身辺整理を行うと母の地元へまた逆戻りし今はいないのだが。私はその田舎とは隣の県に現在住んでおり、もう地方暮らしは計5,6年となった。

 

地方の良さは数々ある。自分のためにも3つ挙げてみると、こんな感じだ。

1つ、人が少なくストレスが少ない。ごみごみした環境が非常にストレスだった自分にとっては、かなり心地よい環境であった。

 

2つ目、変な人が少ない。都会では、気が狂ったような人を街中で多々見かけるものだ。ブツブツ言う人、痴漢、女子の制服を着たおじさん。同じ車両にそんな人がいた時など、都会では時に自分に危害が及ぶかとヒヤヒヤする時もある。

そういった人を地方ではまったく見かけなくなった。ストレスフリー。

 

最後3つ目、ナイス車社会。都会では車は邪魔でしかない。駐車場はないし、入れるとバカ高い。渋滞ばかりで思うように動けない。結局電車しか手段はないのだが、混んでいて不快だ。

地方は完全に車がないと生活できないため、近くへ行くのも車だ。ドア to ドア。これがかなり快適。都会のように、家から駅まで歩くか自転車で行き、電車に乗り、また目的地まで歩くといった手間と時間がかからないところが魅力である。

 

でも光と陰同様に、もちろん地方にはデメリットもある。

1つは、ショッピングの不便さ。欲しいものが手に入らない。ショップが少なく、都会まで行かないと手にとって買えない。ネットショッピングでは実物に触れられず、思うように買い物ができないところが痛手だ。

 

2つ目、おいしいものが食べられない。レストランの質が低いのだ。おいしいパスタに巡り合うのは至難の技だし、サービスの質も低い。そんな中途半端なものを食べに行くくらいなら家で食べようと思い外食が減り、家で食べるのもいい加減つまらなくなってくる。

 

3つ目、致命的なのがこれ。

飽きる。

大きな施設といったらイオンモール。出かけると言ったらイオンモール

都会のように、最新の施設があるわけでもなく、アトラクションがあるわけでもなく、あるのは自然とモール。飽きる。やることがないのだ。刺激好きな自分にはけっこう耐え難い苦悩である。モールに集まる家族の多さに、休日はこんな過ごし方でほんとにいいのか?苛立ちさえ感じてくる。 

 

それでも、今もまだ私が都会で生きているとしたら、精神的に疲弊しているに違いない。自分を見失っていたかもしれない。20代後半で地方暮らしに切り替わった自分は幸運だったのだろう。

 

もし今も都会で生きていたら、どんな生活をしていただろうか。

きっとまだ会社に属し、ある程度のポジションを確保しながら責任は重く、仕事量も多く、責任感を持って精一杯当たって砕けて砕け続けているのだろう。

私はけっこう真面目に頑張る人間なので、期待以上の働きをし続け評価をされることが多かった。かなり重いポジションに、新入社員1年目から就いていた。

 

それでも、女性にとって会社で活躍するということは、精神的に辛いことがたくさんあるのだ。女性が会社である程度のポジションを持ち仕事することは、並大抵のことではない。まだ女性の活躍を受け入れる日本社会の懐の深さはない。発展途上だからだ。男社会がまだ蔓延る日本で、女性が結婚や出産や、様々なライフスタイルの変化に対応しながら仕事でも向上心を持って両立させるなんて、できている人がいたら神様だと思う。

男性がまだ未熟なのだ。SAMURAIの心は忘れ去ってしまったのに、男性優位の意識だけまだ昔のまま残っている。とても弱いハートと、それを隠し強くみせようとする虚栄心を持つ男性が現代社会では多い。

 

でもその責任は女性にもある。なぜなら、そんな男性を産み、育てたのは女性でもあるからだ。

 だからこれからの時代は、女性だと思う。というか、女性から変わっていく必要があると思う。今居る全人類、それを産み出したのは女性だからだ。

恋愛でも仕事でも、女性が男性の文句を言っている場合ではない。そんな男性たちを女性が産み出してしまっている。自分の世代の女性が担うべき責任は、心身ともに強く謙虚で思いやりのある男性を育てることだろう。

このことを、自分の心に刻んでおきたい。常に問題は自分だということ。

 

自分が男の子を産んだら、精一杯努力しよう。未来に胸を張って生きられる子を育てるように。もちろん女の子を産んだとしても同様に。

 

都会と地方両方に住んだ身としては、子育ても地方が育てやすいだろう。地元の友人や親が遠いというのがネックだが、車社会で人混みが少なく自然が多い地方に軍配が上がる。都会では、電車でベビーカーに赤子を連れて移動することを考えただけで気が重くなる。

 

人生、色々な経験があっていいと思う。住む場所だって色々経験してみたら良い。視野が広がり心が豊かになりネタが増える。

 

都会で疲れたら、たまには地方でリラックス。そんな人生も、よいと思う。