くらやみらんぷ

くらくなったららんぷを灯そう。 *****アスペルガー夫を持つアラサー主婦のこんなはずじゃなかった七転八倒新婚ライフ*****

女性の起業は感覚ではなくマーケット戦略を

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こんにちは、らんです。

 

関西へ出張へ行ったり、地震で親類や友人の安否確認など諸々していて、ブログがご無沙汰だった。

 

これからも関西での仕事が増えてきそうで、自分の苦手分野「日本史」をたくさん勉強する必要に駆られていたり、気持ち的にとても忙しい今日この頃。

そんな中同時進行でやろうとしていることがある。

友人YのアクセサリーをPRする手伝いだ。

 

友人の作るアクセサリーはピアスイヤリングでとても上質で素敵だ。

だが、現在の日本にはアクセサリー作家という女性は星の数ほどいる。

そんな中、自分の作品の認知を広げ、細々とだけではなくビジネスを拡大し、思い描いている自分の「成功像」を手に入れるためにはどうすればよいか。

こういうことは、アクセサリー作家さんの苦手とするところではないだろうか。なぜなら、デザインなどを得意とする女性は感性で生きており、理論的に物事を考えたりマーケティングを勉強したりすることが苦手だろうからだ。

 

友人Yも例外ではなかった。

彼女の悩みは、自分が作品作りに時間を費やせば費やすほど、自分の作品のPRや市場拡大に時間が割けず、また手法もわからず伸び悩んでいまっていた。

友人や親族伝いで顧客を順調に確保しているものの、それ以上の認知が広がらず、モヤモヤしながらもがいているようだった。

これまで私はそんな彼女を遠くから応援していたのだったが、彼女から「海外に出店していきたいんだけど、手伝って(涙)」と英語が少々得意な私に相談してくれるようになっていた。

海外も良いが、ひとまず日本での販路ももう少し増やしてみる方がよいかと思い、私はその販路拡大のお手伝いをするよ、と申し出た。ちょうどフルタイムの仕事を辞めてフリーに生きている私は、精神的に余裕があった。それまでは人のことなんて構っていられないほど必死で仕事に生きていた自分にとって、友人をサポートする余裕を持てるようになったことはなかなか有難いことだった。

 

そういうことで、これから彼女のプロデューサー的役割を担わせていただこうと思う。芸能人でもなんでもそうだが、才能のある本人を押し上げ有名にし、見せ方に気を配ってブランディングをするのは必ずといって本人ではなく他人だ。本人は自分のことだから、自分の良さや魅力に気づき辛い。それを見出しサポートしてあげるのは他人しかできないことだと思う。友人の立場としてできることは、彼女自身の魅力や彼女のデザインの才能を近すぎないところで眺めて、ブランディングしてあげることだろうと思う。

そういう思いで、今日、改めて彼女の事業について俯瞰で見てみることにした。そうした時、まず彼女の現状を打破するためにはじめにするべきなのはコレだと思った。

販路拡大の前に、まず自分の事業についてまずとことん掘り下げることだ。

明日までに彼女にまず宿題を出し、一緒にその宿題に取り組もうと思う。

それは、

ペルソナの設定だ。

これは彼女に限らず、アクセサリー作家やデザイナーとして手作り品を売っているがいまいち自分の理想に到達せずもがいている人全員が、1番に必ずするべきことだと思う。

 

*ペルソナとは、実際に自社の商品やサービスを使ってくれるであろうモデルユーザー(ペルソナ)を作り出し、そのユーザーのニーズを満たすような形で商品やサービスを設計するというマーケティング手法だ。

例えばアクセサリーであれば、自分の作ったそのイアリングをほしい!と思って買って使ってくれるであろうたった一人の人物像を作り出すということだ。

名前や性格、口癖やモットー、年齢や住んでいる町の名前、仕事内容、年収、服装やライフスタイル、好きな食べ物など、細かなことまで徹底的に設定しあたかも実在するかのようなある一人の人を作り出して設定する。まるで自分が小説家になり、主人公を設定するかのような気持ちで生まれた環境からこれまでの生き方、全てを作り込んでしまうのだ。

 

代表的な成功事例として、スープストックトーキョーの事例が非常におもしろい。

創業者遠山さんは、スープを飲むある女性像が思い浮かび、それを事業にするため「秋野つゆ」という架空の女性を作り出し、つゆが好きなメニューや内装、これは嫌いそうだな、といった目線で全て事業の設計を行い大成功させた。

 

秋野つゆ

 

 

マーケティングと聞くと、個人事業主や趣味で仕事していて売り上げはそこまで求めていません、といった人にとっては「大企業がすること」と感じてしまうかもしれない。だが、どんな人であれ、お金をいただいてお客様に商品やサービスを提供している人は全員、このペルソナを設定するべきだと思う。

 

例えば趣味程度の普通のアクセサリー作家さんであれば、広くお客様を集めたいので、ターゲットを絞ったところで「30代女性」などと漠然としたものにしてしまうだろう。でも、30代女性にも色々嗜好は違い、ライフスタイルも異なるのだ。広くターゲットを設定しすぎると、提供する商品にブレが生じる。そうしたら、提供したい商品のストーリーもブレて伝わらないのだ。そうしたブレがお客様に伝わり、魅力を感じない結果になりものが売れなくなる。

 

ターゲットをたった一人に絞ると、まったくものが売れないような気がしてこわい。でも、スープストックの例のように、たった一人にターゲットを絞ると、多くの人の共感を得るという結果がある。なので、友人Yのような個人事業のアクセサリー作家ほど、たった一人のペルソナを設定するところから事業をスタートさせるべきだろう。

 

もうYは事業を始めて4年以上経つが、今からでも遅くない。そんなことをしていないうちから特定の顧客は付いてくれているのだ。それが、彼女の作品はたった一人の人に必ず刺さるという証拠になっている。

 

これから、Yがどこまで活躍を広げるようになるか、今から楽しみだ。微力でもできる限りのことをし、苦労が多いYが心から笑える日が来るよう、彼女が輝ける世界を一緒に築いていこうと思う。