くらやみらんぷ

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不倫1回目男の帰還②〜新しい男の登場〜

前回の続き。

 

yukimimame.hatenablog.com

 

 

本格的に新天地での共同経営者としての生活を始める前に、一度実家に帰ってゆっくり母と話したいと思った。

そうして実家に帰った私は、地元で衝撃的な出会いをした。

 

7,8年ほど前、高校を卒業したばかりの頃にとても仲が良かった男性にばったり再会したのだ。

 

普段は絶対立ち入らないアパレルに、たまたま知人からおすすめされ行くことになった。そこで彼は働いていた。

 

昔、彼はずっと私のことを好きでいてくれたようだった。

その頃私には別に付き合っている男性がいたため、その気持ちを知りつつ、だんだん疎遠になった人だった。

 

久しぶりの偶然の再会に、一気に意気投合した。

その夜食事に行かないかと誘われ、夜に再度会い、とても楽しい夜を過ごした。

 

そして終電が近づいてもなごり惜しい気持ちだった私たちは、一度終電で帰ってから、

彼が車で家に迎えに来てまたもう少し会う、という約束になった。

 

そうして、夜中にドライブしながら、空いた隙間を埋めるように色々なことを語り合った。

お互いがヒートアップして火照ってしまっていた。

月を眺めながら朝まで過ごした。

「あさってにはもういなくなるから」という私の言葉に、彼はなすすべもなく、

どうしたらわからないようだった。

間もなく新天地での新生活を始めようとしている自分は、彼との出会いに戸惑った。

彼に強烈に惹かれる自分がいた。彼も私が好きでたまらないことはよくわかっていた。

 

残りの時間が惜しく、次の日も会うことになった。

次の日、母に共同経営者として働くために知らない土地へ引っ越しする旨を打ち明けた。

母はボソッと、「それはやめておいたほうがいいと思うよ」と言った。

 

社会人になってからの私に一切干渉しなくなっていたその時の母にしては珍しく、反対している様子だった。

 

私はポンッと背中を押されたように感じた。

 

 

そうだ、やめよう。

好きかわからない人との生活を頑張ることも、不確かな共同経営者という選択も。

 

 

母の言葉をきっかけに、一気に意思が固まった。

それからの私の行動は早かった。

 

まず付き合っている彼に電話し、「好きな人ができた」と告げた。

ごめん、だからもうやっていけない。全て白紙に戻してほしいと言った。

 

彼は、ひどく傷ついたようだったが、俺にできることはなにもないよね、とつぶやき悲しそうに、静かに受け入れた。

 

次に共同経営を持ちかけてくれた方へ電話した。

「実家の都合で、このお話を白紙にさせてください」

すでに引っ越してしまっている私は、「1ヶ月は働きます。そして、実家に帰りたいと思います」と妥協案を提案し、「家の都合なら」と受け入れてもらった。

 

そして昨日再会したばかりの彼にその夜会い、「行かないことにしたよ」と告げた。

彼は大喜びし、その日から私たちは付き合うことになった。

 

実に2日の内に全てが逆転した。

 

 

その次の日、私は元彼のところへ戻り、新天地で1ヶ月働きながら元彼と生活する、という奇妙な生活が始まった。

 

別々の部屋で寝て、少し言葉を交わす程度。

彼も傷心していたが、表には出さなかった。

 

1ヶ月の苦痛な日々を終え、彼にそっけなく見送られながら、刑期を終えたかのような気分で地元にようやく帰ってきた。

 

そして新しい彼と再会し、待ち望んだ彼との新生活を始めた。

 

 

その後彼とは結婚の話まで持ち上がり、順調だった。

お互い両親と顔合わせまで進めた。

結婚まで秒読み段階だった。

 

 

しかしこの彼ともまた、上手く行かなかった。

 

彼は笑顔が優しくいつも穏やかで、いい人だと思っていた。

だが、だんだんそうではないことがわかってきた。

優しいのは表面上だけだった。

実際、小さなことでイライラしたり、声には出さないが明らかに怒っていることにだんだん気が付いてきた。

見た目によらず、かなり神経質でイラチなタイプだったのだ。

 

そんなことに気づいてから、私は彼によく指摘した。

イライラすることの無意味さや、神経質になりすぎないことを教えてあげないといけない、と思い試行錯誤してみた。

 

でも、男はプライドが高い。

自分をわるく言われたり、変える必要があると言われることは大嫌いなのだ。

そうして、「厳しすぎる」と突っぱねられ、喧嘩も多くなっていった。

 

だんだん雲行きが怪しくなってきたころだった。

いつも優しい言葉を話していた彼だったにも関わらず、ある日喧嘩に乗じて私にひどい暴言を吐いた。

その言葉を聞いて、私は決心した。

もう無理だ。

その場で別れようと告げた。

 

以前と同じく、翌日には新しい住処を探して見つけた。

そして2日後には家を出た。

 

いいことかわるいことかわからないが、

私は決心したら行動が早い。

 

彼は歴代の彼と同じく、「ごめん。俺が悪かった。よりを戻したい」と言ってきた。

でも私は後悔していなかった。

 

その後、何度も彼は私の新しい家を訪れ「やり直そう」と言ってきたが、

私は受け入れなかった。

 

そして今振り返っても、受け入れなくて正解だと思っている。

 

 

一緒に住んでみないとわからないことはたくさんある。

同棲を渋る人もいるだろうが、私はいくら辛い思いをしても、一度同棲してみるべきだと思う。

 

男というのは表面を取り繕うものだ。

家の中でボロを出す時、それを受け入れらるかどうかが、本当に一緒にいるべき相手かどうかの判断基準になる。

 

色々な男と同棲してきたが、その結果受け入れられず別れることになった男で後悔したことはただの一度もない。

 

表面的な姿に騙されないよう、よく男を見るべきだと思う。それがたとえ自分が傷つくかもしれない結果になっても。

結婚してからこの男じゃなかったと後悔する方がうんと辛い。

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