くらやみらんぷ

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不倫1回目男の帰還①

前回登場した、不倫1回目男。

遠距離になって別れた彼だが、それから1年ほど経って

「会いたい」と連絡があった。

まだお互い遠いところに住んでいたが、私の住む方へ今度行く機会があるから軽く食事でも、ということだった。

 

まぁ、ちょうど不倫2回目男と別れたところだったので、いいよ、と答えた。

 

久しぶりに会い、お互いたわいもない話で盛り上がった。

もちろんその間に不倫2回目男がいたことは言わなかった。

「俺と別れる前、すでに誰か新しい男がいたでしょ?」と鋭い質問をされたが、

断固否定で通した。

 

その夜、私の家に泊まるとなぜか彼は決めていた。

私がどう断ってもいうことを聞かず、家に上がってきた。

 

そうなると、一緒に寝てどうなるか。

私にとっては昔のよしみ程度で肌を重ねただけだった。

 

でも、彼の決心は違っていた。

次の日、彼は私に言った。

 

「俺、おまえを取り戻しにきたんだよ」

 

つまり、彼は初めからよりを戻すつもりで私に会いにきていたのだった。

 

私も不倫2回目男の浮気で痛手を受け、彼の良さを再認識はしていたところだった。

 

ちょうどその時期、私は来月に会社を辞める予定をしていた。

彼をよりを戻して遠くに引っ越しすることもできるな、と一瞬考えた。

 

なんでこんなに気が早いのか、今考えるとよくわからないが、

私はその彼のオファーをすんなり受けいれ、もう一度付き合うことにした。

 

会社を辞め、家を引き払い、荷物をまとめて彼の家へ移り住んだ。

こうやって私は、新しい土地へジャンプした。

 

新天地での生活は、それはそれは刺激的で毎日ワクワクした。

半年後には2人で新しい場所へ家を借り、幸せな毎日を過ごした。

 

ただその生活も、長くは続かなかった。

 

彼が仕事を辞めた時から、少しずつ関係が崩れていった。

 

 

私は、仕事をしている彼が好きだった。仕事ができる男だった。頼もしくて、的確で、信頼が厚くてユーモアがたっぷりの人格だった。

周りから慕われ、いつも周りを笑わせていた。

 

そんな彼が勤めていた会社が傾き、倒産前に自主的に退職することとなった。

失業保険が6ヶ月下りるため、しばらくゆっくりしようかな、と彼は家にいるようになった。

そこからだ、関係は悪くなっていく。

 

まず、家にいる彼に魅力を感じなかった。

仕事人間の男は、家にいるとなにもすることがない。

私は人生「暇だ」と考えたこともないのだが、

そういう人間は「暇」なようだ。

私が行きたいところについてきたり、私が読書をしていると横で死んだようにテレビをみていた。

 

私はそんな彼の姿を見ているのが苦痛で仕方がなくなってきた。

だんだんイライラし始めた。

「なにかしたら」と心の中で吐き捨てることも多くなった。

 

そんな状況に嫌気が差し、彼と時々離れることにした。

北海道や沖縄など、一人で旅に出た。

彼を一緒にいると、どんどん嫌いになっていったから離れる必要があった。

 

 

そんな対処療法をしても、結局根本の問題は解決しなかった。

結局、どんなに私が考え方を変えようと思っても、彼に魅力を感じないという事実に歯止めがかけられなかった。

 

その後、旅先で出会ったある夫婦から、「共同経営者になってくれないか」と声をかけられた。

その旅は唯一彼と一緒に行ったところだった。

「良かったら彼氏さんも」という状態で、彼はおまけ程度で誘われた。

 

2人でよく話し合った。

私は、関係を修復する機会になるかもしれない、と考えた。

ごちゃごちゃ考えるから上手くいかないのだ。

2人で何かするという環境に飛び込めば、上手くいくかもしれない。

 

なんとか関係改善への道を探していた自分には、いい話だと思った。

 

数日後、そのオファーを受け、私たちは家を引き払い、新しい土地へ移り住むことになった。

空気やお米や野菜が美味しく、山々に囲まれた別世界での生活が始まった。

 

ここから物事が改善していくかのように思えた。

 

 

が、結局この後私が全て白紙に戻すこととなる。

それは、新しい男性の登場によってだった。

 

 

長くなるので、この続きは次回へ ↓

yukimimame.hatenablog.com

 

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