くらやみらんぷ

くらくなったららんぷを灯そう。

不倫は2回連続で

多いのか少ないのか。

不倫を2回したことがある。連続で。

 

そして悪いことだろうが、どちらも私に罪の意識は0だった。

 

1回目は奇跡的だった。

 

新卒1年目、母の呪縛から解放され自由になった私は恋愛も好き放題だった。

 

 

その時好きになった30歳手前の男性は既婚者だった。

でも私は全く気にしていなかった。

 

直接好きとは言わないものの、自由奔放にアピールしていた。

私たちはいつも仲良く、仕事の相談に乗ってくれるという名目で、

よく朝まで飲み明かしていた。

 

でも一線は越えずにキープしていた関係を、ある日越えてしまった。

向こうも気持ちを抑えられなくなっていたのだろう。

 

その日から彼は私の家に帰ってくるようになった。

 

 

彼も彼の妻も大概の変わり者で、別居婚をしていた。

そしてその辺りの時期は、お互いの心も離れていっていたようだった。

そんな時に現れたのが私だった。こうなるのは時間の問題だったのかもしれない。

 

一線を越えたたった数日ほど後、おもしろいことが起こった。

 

彼から夜中に電話があった。

どうしたの?と問うと、

「嫁が、別れてほしいって言ってきた」と言った。

実は妻の方にも新しい彼ができ、その人と一緒になりたいから離婚したいという内容だった。

 

なんて偶然の一致。

私たちはあまりにも都合の良い展開がやってきたことに、おもわず笑ってしまった。

 

彼にとっては非常に都合がいいだろう。

自分から別れを告げなくてもよく、自分は被害者のままで関係を終われるのだから。

 

それから物事はトントン拍子に進み、あっと言う間に2人の離婚は成立した。

元々一緒に住んでいないって、なんて楽なんだろうか。

子供もいなかった2人は、紙切れを出すだけで全て終了した。

 

そして私たちは一緒に住むようになった。

こんなタイミング良く物事が周りに起こるなんて、私たち運命だね、と言い合う能天気バカップルとなった。

 

その後、1年ほど付き合った。

別れたきっかけの表向きは、彼の異動だった。

私たちは遠距離恋愛となり、そこから気持ちが離れていった。

 

 

でも本当に気持ちが離れた理由は、私に新しく好きな人ができたからだ。

それは、2回目の不倫への入口だった。

 

そう、その次も私は既婚者と付き合った。

私が遠距離恋愛をしている最中、猛烈に誘ってくる男性がいた。

私は恋愛にかなり奔放だったので、肌感覚で吸い込まれていった。

そして遠距離をしていた彼に別れを告げ、今度はこの男性と一緒に住んだ。

住んだというか、私の家に彼が帰ってくるようになった。

 

今思えば、彼の家庭は一体どうなっていたのだろう。

どんな仕組みかよくわからないまま、彼はあっという間に私の元にやってきた。

 

裏で色々動いていたようだ。離婚調停のため、裁判所に通ってけっこうズルズルと泥沼になっていたようだ。

 

そんな裏の努力は私には見せなかったため、表向きは仲の良いカップルだった。

 

その頃友人には「家庭を壊したらだめだよ」と手厳しくお叱りを受けていた。

でもその時の私に罪の意識は全くなかった。

 

 

そんな家庭を壊した上に成り立った関係は、結局続かなかった。

彼と一緒に家を借り、住むようになった。

それから関係が壊れるのにそれほど時間は経たなかった。

 

 

ある日、彼の浮気が発覚した。

何度か嘘をつかれている疑惑を持った私は、彼が寝ている間に証拠を取りに走った。

彼が寝ている隙に、携帯を見たのだ。

 

普段は絶対しないことだが、緊急事態ではしてもよいと自分にOKを出した。

 

すると、思った通りの結果だった。

 

「早く会いたいよ」

「昨日は楽しかったね」

「大好き」

ぞくぞくと浮気の証拠が出てきた。

 

すぐさま寝ている彼を起こし、携帯を突きつけ、彼を攻め立てた。

彼は認めざるを得ず、平謝りした。

私は彼を切り捨てるのが早った。

 

さようなら、出て行くね。と吐き捨てた。

 

そしてその日、不動産屋に行き、新しく家を借りる契約を終えた。

次の日、全て荷物を運んで出ていった。

忘れもしない、12月23日だった。

 

なんでクリスマスの前日にこんなことを。

そう思ったが、浮気した彼を受け入れるほどの優しさを元々持ち合わせていなかった。

 

 

男は失ってわかるのだろう。

彼は空になった自分の家を見て、泣きついてきた。

俺が悪かった、もうしません。ごめんなさいと。

 

男ってバカな生き物だな。

この人は、妻を手放し、そのために一緒になった彼女に対して浮気をし、

私も失った。

こいつはなにがしたいのか。

 

目が覚めた思いだった。

別れてよかったと思った。

 

 

それから10年以上が立ち、またその彼と会う機会があった。

その時に彼は言った。

「俺と結婚して?」

 

彼は私と別れた後、色々な恋愛を重ねても、結局私のことを引きずっていたのだ。

 

残念ながら、私は彼と別れたことを後悔したことは一度もない。

 

そしてその後、また彼と深く関わる機会があった。

その時に痛感した。

彼は全く成長していなかった。子供のような大人のままだった。

心底がっかりした。

そしてこんな男が好きだった自分を嘆いた。

 

それと同時に、自分の人間としての成長も感じられた。

人と比較するとよくわかるものだ。

 

人間、向上していかなければならない。

彼のように、成長が止まってはいけないのだ。

 

 

恋愛で学ぶことはたくさんある。

不倫をおすすめすることはないが、私にとって不倫という出来事は、別に特別なものでもなんでもない。

ただあったことだ。

 

学んだことは、バカな男は五万といるということ。

そんな男のために人生を棒に振ってはいけない。

自分で男の価値は見極めないといけないだろう。

 

不倫も良い勉強だったと、今は思っている。

f:id:mameranpu:20180721133747j:plain