ほんきっき

アスペルガー夫に悶絶する新妻のほんきにっき

もっと早く母に打ち明けてもよかった

 

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アスペルガー夫と結婚して1年2ヶ月が過ぎた。

 

つい最近も心の底から離婚しようかと思うことがあったが、なんとか順調だ。

 

夫がアスペルガーだと思われることをこの間、初めて母に打ち明けてみた。

 

母に心配を掛けたくなかった私は、このことを打ち明ける勇気をこれまで出せずにいた。

でも夫の話の流れでなんとなく言える空気を感じ、意を決してボソリと告白してみた。

 

夫のことをなぜか芸能人ばりに「ファンなの♡」と気に入っている母だったためさぞびっくりするかと思いきや、なんともびっくり、意外とすんなり受け入れてくれた。

 

それもそのはずだった。よく聞いてみれば、元からアスペルガーらしいと聞いていた孫以外にも、母の弟や親しい友人がこぞってアスペルガーの疑いがあるようなのだ。母はかなりアスペ免疫を持つ強者だった。

「いや実はさ〜、あの人もこの人もアスペルガーだと思うんだよね〜。」と色々な母の周りのアスペ該当者の話を聞き、たしかに詳しく聞くとその方々の症状はまさしくアスペルガーだった。

母はそんな環境の中かなり勉強したようで、アスペルガーの特性をよく理解し頭に入っていた。

 

夫について「でも、本当にアスペルガーなの?」と聞いてきたので、「うん、突然きれたり、全部忘れてたり・・」と色々例を挙げると、

「あー。うん、それはアスペルガーの症状だね」と、すんなり納得していた。

これまでこのようにアスペルガー関連の話を理解してくれた人が周りに居なかった私は拍子抜けし、ホッともした。実は母がそこまで理解してくれるとは意外だった。

 

母は続けてこう言った。「でもね、大丈夫だと思うよ。お母さん接してても、全く問題ないし、空気も読める人だから。だってお母さんファンだし。」

最後の内容はさて置いても、なんだか理解者が増えたようで心強かった。

母は強し。さすが年の功というものはあるようで、懐の深さというものだろうか。

打ち明けるまでは、孫もアスペルガーで、私の夫までアスペルガーと聞いたら動揺して母を悲しませるかと心配していたのだ。

 

私が「アスペルガーの天才的なところを伸ばしてくれたらいいなと思ってる」と言うと、「ほんとそうだよね!!天才だよね!S(孫)も絵がほんとに上手くってびっくりするよ〜」と、2人でアスペ話に花を咲かせた。

 

こういった理解者が身近にいるということは、世の中のアスペ夫に悩むカサンドラ症候群の妻の方々も心底望まれていることだろう。

なぜならアスペ夫に悩む配偶者にとって1番辛いのは、この苦しみを誰に説明してもイマイチわかってもらえないことだからと思う。

友人に言っても「あー、私の夫もそういうとこあるよ」と言われてしまう。

親に打ち明けても、普通の親なら「なにそれ?あなたの努力が足りないんじゃないの?もうちょっとがんばってみたら」なんて言われて絶望する。

 

アスペ夫以上に、妻が一番必死だ。アスペ夫は全く人生に困っていない。困っている人もいるだろうが、困っていない人が意外に多い。それより困っているのは妻なので、彼に理解を求められない。妻は自分しかわからない違和感や言いようのない辛さがあって、誰かわかる人に聞いてもらえるだけでどれだけ心が救われるだろう。

 

それでもひと昔前に比べたら恵まれているのだと思う。昔はインターネットもなく、アスペルガーなどという名前も存在していなくて、もし自分の夫がなにか変だと思っても自分を責めるしかなかったのだろう。

自分の努力が足りない、夫婦は頑張ってやっていくもの、我慢が必要、彼を選んだのは自分、など、色々な常識に阻まれてまさか夫が脳障害の一種で発達障害というものだなんてわかる術もなかった。

 

そう考えると、今この時代にあっては、インターネットでなんでも調べ、人と交流することができる。

こういったブログなどで他の人のアスペルガー夫婦生活事情も共有できる。そういった環境は多いに活用し、乗り越えられるところは乗り越え、諦めるところは諦める。そんな新時代の対処法をしていく必要性を感じている。

 

私もまだまだアスペ夫の扱いに大苦戦中。信頼できる先輩方のブログや情報などを得つつ、上手に自分の精神面もケアしながらやっていこうと思っている。

 

アスペに有効なサプリなどもあるようなので、それらもこれから使用して情報共有していく予定だ。

 

余談だが、「ナイアシン」というサプリをiherbで買って今日届いた。早速使ってみたのだが、その使用状況を近々アップしようと思っている。アスペルガーにも効くそうなので、早速今日夫が帰って来たら飲んでもらおうと思う。

 

アスペルガー夫との付き合い方は、情報戦のところもあるように感じている今日この頃。彼とうまくやっていけるよう、栄養の知識や心理学なども駆使しながらトライアンドエラーを繰り返していこうと思っている。

 

益々勉学に勤しみます。