ほんきっき

アスペルガー夫に悶絶する新妻のほんきにっき

夜の営みにおけるアスペルガー夫(男)の特徴

アスペルガー夫との営みの一部始終はこんな感じ、というわかりやすい例を最近の実例から我が家から取り出してみる。たまに身の危険を感じるのがアスペルガー夫との夜の行為。どれくらいストレスフルか、伝われば幸いである。

まず基礎情報として、アスペルガー夫は人の空気が読めないため、行為中でも相手が嫌がってるか喜んでいるか、あからさまに態度に出しても全く気づかない。なので、行為も当然ちんぷんかんぷんなことを仕出かす。つまりアスペルガー夫との行為は基本的に身を委ねきれない。数日前の夜はこういう夜だった。

 

その夜の前の日、私は夫に対して怒り心頭で、大げんかをした。そして私は夫に対しまだ怒っていた。だけど、1日経ってアスペルガー夫はなぜか私に対する好き度が増していた。だから夜も求めてきた、無邪気に。アスペルガー夫は短期記憶がないため、昨日のことなどほぼ覚えていない。いや、正確には覚えているが、私の気持ちを察することができないため、昨日の怒りを1日持ち越す私の気持ちを理解できない。「どうしてそんなにずっと怒っているの?1日寝たら忘れないの?」とアスペルガーならではの特性を私に強要する。

1日1日リセットされるアスペルガーにとって、どんなことがあっても次の日にアスペルガー夫は私のことをまた好きだと思える。私は一般人なので、昨日喧嘩した相手と夜仲良くする気にはなれない。なので求めてくる夫を拒否する。だけど夫はなぜ私が嫌がっているかわからない。「いやだ」というと「なんで??」と2歳児のように心から疑問を持って聞いてくる。私にとっては喧嘩した次の日にラブラブに戻れると思っているアスペルガー夫の頭の中がどうなっているか理解できない。あからさまにうざがる顔をする私を夫は見ているようで視界には入っていない。

行為自体は割と全て乱暴気味で、強い力でなんでも行うのでとにかく痛い。「いたい」とそのまま伝えてみるが、全く聞いていない。「もっと優しくして」とも言ってみるが、それも聞いていない。ズンズン彼の思う通りに進めていき、右へ左へ私を無駄にグイグイ移動させる。その都度乱暴で痛いので「だからいたいって」と伝えるが、もちろん耳に入っていない。不快さで顔が歪んでいる私の顔に時々気がつき「どうしてそんな顔してるの?」と心から不思議なことを問いかける2歳児のように聞いてくる。「だから、いたいんだって。聞いてる?優しくして。」と答えるが、聞いた割に答えを求めているわけではないので聞いてはいない。当然力加減が改善されることなどないまま事は進んでいく。

アスペルガー夫との前戯は私にとって地獄。苦痛以外のなにものでもないので、さっさと終わらせるよう促す。「そこは触られたらいやなの」と100万回伝えても、夫の記憶に残ることはない。思い込みが激しいので、女性がされて嬉しいと思い込んでいることは、いくら私が嫌だと伝えても頭にインプットされない。情報の更新がシステム上行われない。アルペルガー男に限らず男性全般に多いが、力強くガシガシすれば女性が喜ぶと思い込んでいる。そのうち行為自体、私と夫の押し合いへし合い状態となり、私の太ももや腕には青あざができる。

そうやって落ち着きなくベッドの上で動き回る夫が、その夜やらかしてくれた。思いがけず私の外ももを膝で豪快に蹴り上げた。成人男性に結構な勢いで蹴りを入れた女子はどうなるか。痛すぎた。痛すぎて悶えていた。「いたい・・!!」ベッドで悶えうずくまって動けなくなっていた。本当に痛かった。もちろんわざとじゃないのはわかっているが、あまりにも痛いので夫へ怒りが湧いてきた。「いたいじゃん!!」と言うと、普通の人ならどう言うか。「ごめんね」「大丈夫?」「わざとじゃなかったんだよ」などの返事が返ってくるだろう。だがアスペルガー夫は一味も二味も違う反応を示す。

行為中に妻を蹴り上げたアスペルガー夫は、痛い痛いと悶える妻を前にどう対処することにしたか。それは、無視して行為を前に進めることだった。彼の中ではミッションコンプリートが最優先。困難を跳ねのけミッションコンプリートに邁進するエイジェントのように最後まで爆進した。そして満足そうに最後を迎えた。

私はもちろん怒りに小さく震えていた。行為が終わって一番に私が発した言葉は、「人を蹴り上げたらごめんね、大丈夫??って普通人は言うんだよ!わかったか!!」

夫はようやく「なんか入っちゃったんだよ」とだけ釈明した。私が怒っていることを気にとめる様子もなかった。おい、一言ぐらい謝らんかい。

アスペルガーの夜の行為はこういう感じだ。だいたい、こちらの求めるものと違うものをふんだんにプレゼントしてくれる。そしてこちらは不満足100点満点だが、アスペルガー夫は満足100%だ。彼が私を心から満たしてくれる日が来るとすれば、それは私が途方も無い調教を彼に何年も掛けて施した先にあるかもしれない。一言で言えば、そんな骨の折れる仕事、体力が続かない。

こうして少しずつ私はアスペルガー夫への嫌悪感を積み重ねていく。そして夫は私への愛情を積み重ねていく。

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