ほんきっき

アスペルガー夫に悶絶する新妻のほんきにっき

結婚前に確認しておくべきだった悲惨なアスペルガー夫の借金問題

年が明けた。2019年、宇宙人アスペルガー夫との幕開けは史上最悪となった。結婚して1年半の2018年年末、ついに耐えかねて私は夫に発狂し大爆発した。

半月ほど前に書いたこの日記では、12月中になんとでも解決したいこととしてアスペルガー夫の金銭問題に取り組んでいた。結局は、最悪の結果となった。
yukimimame.hatenablog.com

アスペルガーはお金の管理ができない。お国でいう、歳入と歳出の管理ができない。つまり、入ってくる以上に使ってしまう。そしてそれが悪いことだという自覚がない。

そしてアスペルガーの特徴のもう一つは、お金の管理を人に任せることを嫌う。つまり、妻に家のお金の管理を任せない。自分は管理できないのに、だ。だからずっと結婚して1年半、私に全てのお金の管理をさせてもらえるよう、説得し続けてきた。でも、アスペルガーはこだわりが半端ないので、1年半それを拒否し続けるという神業を夫は成し遂げてきた。それでも追い詰め、12月に全てのお金の管理を任せてくれることを約束してくれたはずだった。なのに、約束をいとも簡単に破ったアスペルガー夫。「忘れてた」と、1年半繰り返し続けたその言葉を悪びれなくケロリと私に吐いた。その言葉のスイッチで、私はブチ切れた。

その火に油を注ぐかのようにもう一つの問題があった。それはアスペ夫がカードローンで借金をしているらしいという事実。でも、いくら借りているのか口を割ることなく結婚1年半が経っていた。いい加減、白状することを迫ったこの年末。アスペルガー夫はどういう行動をとったか。

黙秘

あなた、黙秘する権利あると思ってます?取り調べ中の警官と容疑者バリに、「いったいいくらあるんだ」と攻め立てる私と無表情で黙り続ける夫。その夫の姿はまるで、白状すれば全てが終わってしまうことを見越して黙り続ける容疑者のようだった。黙秘を長時間続ける容疑者に私は切れた。結婚後、初めて言葉通りに切れてやった。精神戦に負けたのは私だった。私は30cm顔面で話しかけても平気で黙り続ける死んだ顔の夫に、私の脳内のどこかの線がプチッと切れた。大声で叫び狂った。1/3演技は入っていただろうけれど。2/3は本気で発狂した。もう、結構本当に全てどうでも良くなった。気を遣うことなく好き放題暴言を吐いてみた。すると、なんということでしょう。

いいようのないスッキリ感に包まれた。あ、そうか。こんな理不尽極まりないアスペルガー夫には、発狂してもいいんだとわかった。なにか解放された。もう、すぐ離婚してもいいし、なんでもいいや。もう頑張るのは疲れた、と。「自分の生きたいように好きに生きていって。あなたのこと、心から大嫌いだから。」と吐き捨てた。夫に触れられるのも嫌なレベルとなっていた。

そうやって妻の怒り狂った姿を見たアスペルガー夫はどうしたか。すごく怒られていることは自覚したようだ。「ねぇーーー、あなたの言う通りにするから仲良くしてよーー。ねぇーーーー。」とスリスリ擦り寄ってきた。一晩「さわるな。」と夫の擦り寄りを全身全霊で拒絶した。

翌朝、まだ人を殺しそうな目で夫を見つめる私に対し、夫は堪忍したのか、ようやく黙秘をやめ、カードローンの借金額を白状した。死刑宣告を覚悟した容疑者のようだった。さて、それはいくらだったか。

 

200万円弱。それにリボ払い残高が100万弱。300万円近い金額が実質借金としてあることが判明した。結婚1年半たって、ようやくわかった事実だった。結婚前から借り続けていたようだった。

これもまた、アスペルガーの特徴だといわれている。アスペルガーは飛び抜けた才能を持つ人が多いので、高収入な人が多い。そして高収入であってもお金が足りず借金をする。常識では考えられないことを彼らは平気で日常的に行っているという性質がある。いくらお金が入ってこようと、それ以上に使ってしまう。夫の場合、物欲もなく仕事ばかりしている人間なのに、一体なぜお金が貯まっていかないのか全く理解不能の域だった。でも残念ながら脳障害なのだから、障害として認知しない限り、理解ができる日はまてど暮らせどやってこない。

さて、借金額があらわになり、私はどうしたか。社交辞令のように一応、真っ当な質問をしてみた。「どうして借りる必要があったの?」答えは予想通りだった。

「わからない。」

うん、そうでしょうね。アスペルガーのモデルアンサーが返ってきた。障害だから、わざとやっていない。知らずにやっているので、理由などわかるはずがない。毎月、お金の管理ができずに少しずつ赤字を積み重ねた額の結果、というだけだ。

300万円という額、私はけっこう大きいと思っている。それを結婚後1年半経ち知らされたということに対し、私は夫に怒る権利も離婚を考える権利もあると思っている。それでもアスペルガー容疑者は、全て白状した途端、罪が許されたかのように晴れ晴れしい表情をしていた。これでお咎めなし、と思っているらしかった。私はその不思議な生物をただ見つめ返すしかできなかった。

年末は実家に帰る予定だったので、言葉通り「実家に帰らせていただきます」と言い、借金発覚の事実をお土産に実家に帰った。夫には「そのようやく知った事実を持って、今後について離婚も含めて考えさせてもらう」と伝えて家を出た。夫は「えーー、実家に帰っちゃうの?」と無邪気な子供のような声で私を引き止めたが、うんざりしてしょうがなかった。私は死んだような表情で彼を後にした。

実家に帰り、母にこれらの経緯を伝えた。母は泣けるほどの理解力で的確なアドバイスをくれた。

「家計としては実質破綻してるわ。でも、銀行に借りて、カードローンもリボ払いも全部支払い終えて、立て直して。大丈夫、まだ結婚したてだから、お金がなくてもこれから貯めていけば大丈夫だから。もうちょっとやってみたら。」

母は夫がアスペルガーであることを理解してくれている。母のまわりにはアスペルガーの親類や友人などが多く、彼ら彼女らの奇妙な行動に半端ない理解力があるめずらしい人間だった。だから私は救われている。

母に伝えてとても気が楽になった。両親に嘘をついて、うまくいっていないのにいっていると言い続けることはつらかった。アスペルガー夫のやりきれないトラブルに対し、一緒に考えてくれる協力者を私も得る必要に駆られていた。そうしないと、孤独すぎて頭が狂ってしまうと真剣に危機感を感じていた。

昨日実家から戻り、また夫と喧嘩を再開した。あたらめて「あなたのこと、大嫌いです」と伝えておいた。そして本日、銀行で借り入れの手続きなどを何社か行った。今は審査結果を待つしかない。これで銀行からお金が借りられなければ、彼の親に全部ぶちまけ、彼の親からお金を借りて対応しようと考えている。

今から結婚する方は、相手がアスペルガー夫かどうかに関わらず、結婚前に借金があるかどうかの確認をしっかりしておいた方がいいと思う。私のように、結婚後にアスペルガーだとわかる場合もある。「この人は大丈夫」という思い込みは危険だと身をもって経験した。私のように結婚後に発覚しても立て直すことも不可能ではないだろうが、夫への信用は失墜し、好きだという気持ちは空高く飛んでなくなってしまった。だから、何事も結婚前が重要だとわかった。そしてもし結婚後に夫がアルペルガーだと判明した場合は、すぐ借金があるかないかを確認していただきたい。高確率でなんらかの金銭面での問題があぶり出される可能性が高いと思われる。同時に自分のケアができるよう、周りに協力要請を請うこともする必要があると思う。

 

 

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ほんきの口コミオンライン英会話「ネイティブキャンプ」

アスペルガー夫ネタを日々書いている中ですが、昨日無料登録をして心が奪われたオンライン英会話:ネイティブキャンプについてその感動をお伝えする。

16歳でニュージーランドに1年留学し、現地で全く話せず悔しく惨めな思いをして以来、ずっと独学でボチボチ勉強してきた英語。現在TOEICは920点。

これまでは他の仕事をしながら片手間で勉強してきたので、いよいよ本腰を入れ、2019年の英語目標を定めたこの年末。TOEIC満点近く持っていきたいし、英語唯一の国家資格である全国通訳案内士を取得したい。

これまでずっと気がかりで解決したかったこと。それは英語勉強にあたり、「話す」機会をどう確保するかという問題だった。どうしてもこの島国日本は、周りを見渡せば日本人しかいない。英語圏の友人や彼氏を作ることは至難の技で、英会話教室に通うしかないという状況だ。それでも、英会話教室なんかに通うことは絶対イヤだった。それは、月4回、一週間に60分だけ話すなどの行為で、英語が上達するなんてありえないとわかっていたから。

1年ほど前、少し英会話学校で英語を教えたことがあった。その時は中学生向けのクラスのみを担当していたのだが、時々代打で大人クラスを任されることがあった。そのクラスの現状を見て悲しくなった。私と同年代の女性が何名か、一生懸命真面目にクラスに来ては、色々私に質問して帰っていった。それでも英語で話す時間はグループコースなのでわずか10分程度。圧倒的に話す、つまりアウトプットの時間が足りない。月にして約40分の英語アウトプットのために、月額1万円近く払うなんて、コスパがわるい。わるすぎる。

英語上達の鍵は、どれだけの英語量をインプットし、アウトプットするか。日本人の得意とすることはインプット=読む、聞くなど一人でする勉強であり、どうしても足りないのはアウトプット=話す、という行動。そのことは重々承知していたのだが、アウトプットできるいい環境を見つけられず自分の状況を嘆いていた。

そんな中、あるテレビでオンライン英会話を知った。これまで、オンライン英会話と聞けば、ただフィリピンの先生と会話する、というだけで好印象を持っていなかった。でも、よく調べていくうちに、近年のオンライン英会話の発展は目覚ましく、サービス環境や教材の充実など、その効果には目をみはるものがあることがわかった。

2019年度は英語を飛躍させることを決めたので、とにかく行動してみることにした。まず、3社を選び、無料登録してみた。登録すると、無料で体験レッスンが受けられ、各社の特徴がわかる。私が登録したのは料金がお手頃で人気な以下の3つ。

1)レアジョブ英会話(業界トップと言われる)

2)産経オンライン英会話(産経が運営する安心感)

3)ネイティブキャンプ(レッスン無制限と予約不要が売り)

どれも登録したのは昨日12月26日。そして、各サイトを散策して特徴をつかんだ。どれが自分の求めているものか、すぐ判明した。それは 有無を言わさずこの一択。ネイティブキャンプだった。

なぜか。それはなんといっても「回数無制限」という他のどこにもない大きな特徴があるから。上記に限らず、どこでも大概は英会話受講:1日1回25分という一般的な制限がかけられている。それと比較し、ネイティブキャンプは無制限に1日いくらでも、何回でも好きなだけ受講し続けられる。

もう一つの良いところ、それは「予約不要」というところ。これも、他のところは何時と何時が空いていますと記載があり、予約を入れるところから始まる。でもネイティブキャンプは、「さぁ、今からちょっと受けようかな」とサイトを開けば、今すぐ受講可能な講師の方のところに青ランプがついていて、クリックすれば即話せる。

これは感動的だった。私のように面倒くさがりで、思ったときにすぐしたいというタイプにはぴったりだった。

そして何より、英語力向上に必須の環境である圧倒的なアウトプット量を満たすには、1日25分では足りない。オンライン英会話の効果を最大限得るには、レッスン受講無制限のネイティブキャンプ一択になる、というのが結論だった。

また、システム環境の良さも非常に惹かれる点だった。ネイティブキャンプは独自のシステムを持っており、スカイプを使用しないで良い。レアジョブの体験をしてみたが、スカイプを使用し、非常に音が安定しない。聞こえたり、遠くなったり、音が不安定なので、いらないストレスがかかる。それに、スカイプ画面と別にテキスト画面を表示しないといけなかったりするので、あっちを見たりこっちを見たりと気が散る。ネイティブキャンプのシステムは、一つの画面に教材が表示され、講師の顔も見え、チャット画面もある。全て一画面で完結しており、音も安定して非常に快適だった。

講師の質はどうか。総じて非常に質が高くかなりびっくりした。私は昨日と今日で5名の講師の方とレッスンを行った。全て女性、フィリピン人の方とセルビア人の方。全ての方の発音は非常に綺麗で、教え方もとても上手い。皆明るく笑顔で、雑談にも花が咲き非常に気持ちの良い方ばかり。講師の口コミは星印と件数で明確に示されているため、それを指標にすれば、変な講師の方にあたることはまずない。産経英会話では、星印などの講師の口コミ指標がなく、非常に選び辛いところがデメリットだと感じた。ネイティブキャンプのレッスンがあまりに楽しく夫に早速この感動を伝えたところ、夫も興味津々で、自分がいるところでぜひレッスンをしてみて、と言い出した。夫が静かにしている中でレッスンをし、フィリピンの先生と話をしたのだが、夫もその発音の綺麗さにびっくりしていた。夫は海外歴が長く、英語はプロ並みなのでいつも辛口評価なのだが、無事合格したようだ。これでアスペルガー夫にありがちな「妻がわけわからないことをしている」と考える脳から脱却してくれ、応援してくれそうなので一安心した。

料金は、レッスン回数無制限「プレミアムプラン」で5,950円。レアジョブは1日25分で5,800円。産経英会話は1日25分で5,980円。どれも似たり寄ったりで競合している。でも無制限であれば、受ければ受けるほど費用対効果抜群でコスパが良くなるのは明白。

なにはともあれ、百聞は一見にしかず。とにかく、なんとなくでも価格などで合うもの3社ほど選んで、体験してみることが一番。30社ほどあるらしいオンライン英会話を調べるだけで疲れてしまうので、あれこれ調べまくるのはおすすめしない。体験して比べる中で、合う、合わないを感じ取り決めることをおすすめする。私がこれほど感動したネイティブキャンプも、人によってはもちろん合わないと感じる人もいると思うので。それでも、もし人におすすめのオンライン英会話は?と問われれば、間違いなく私はネイティブキャンプを勧める。もちろん、今後他にも回数無制限のライバル会社が出現すれば、選択肢も増え答えはわからないだろうけど。でも、英語力を本気で伸ばしたいなら、1日25分などと言わず、時間があるときはとことん話して話す必要があると思うので、ネイティブキャンプが条件的に合っている。

ネイティブキャンプが入り口として入りづらいと感じた点は、7日間の無料体験を受けるために、まずクレジットカード情報を先に入力する必要があるところだ。7日以内に退会しないと、自動的に課金されてしまうところが要注意。私は一瞬、うっとためらった。退会することを忘れないようにすればいい、と思い直して登録したが、こういったデメリットはある。でも、私は非常に満足したので、このまま入会し、続けていこうと思っている。

他、ネイティブキャンプは教材も豊富で面白いし、「聞く・読む」コンテンツという、小説や伝記などが読めたり聞けたり、シャドーイングして録音できたりするサービス機能も備わっており、英語学習者には非常に有難い。体験した際にこちらも試していただきたい。ちなみに無料登録して、退会するのであれば7日間以内に忘れず行えるよう、スマホのアラームなどでリマインドするとよいと思う。私も今回リマインドをし、退会期限が1月1日となった。いや、無料登録する時期を完全に間違えた。落ち着いて体験に取り組める7日間を狙って登録することをおすすめする。また、講師の方がフィリピン人だけではないところも好印象で、セルビア・ナイジェリア・アンゴラカメルーンモンテネグロ・・ととにかくインターナショナル。どこデスカ?という感じだが、そういった色々な国の方の話す英語に慣れ親しむことができるところも、実際の世界の状況と同じなので様々な癖やイントネーションを知るという点で非常にメリットだと思う。

以上、この感動が冷めやらぬうちにと思い急いで書いた。ちなみに今日も午前中に2コマ、楽しく英会話を受講した。これで来年、思う存分英語スピーキング力を伸ばせると思うと、良い年が越せると大変清々しい気持ちになっている。長年の「英語を話す人がいない」問題を解決でき、本当によかったと感じている。このままこのネイティブキャンプを頑張ると、必然的に自分の望む英語の到達点にたどり着けると感じ、このツールを得たことにるんるん浮き足立っている。でもこれ本当に、現代のITの恩恵そのもので。この現代ならではの、身近にいつでも英語を話せる人がいてくれるという感動をっぜひ多くの英語難民の方に味わっていただきたい。(ネイティブキャンプ の回し者では全くございません)

ネイティブキャンプ

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「なんか、この人変」アスペルガーの話し方の独特な特徴8個(番外編:表情について)

アスペルガーにはアスペルガーの話し方の独特な特徴がある。それは一般人からしたら意味不明の要素が満載。

日々我が家のアスペルガー夫の話し方には疑問を呈すばかり。基本会話していても微妙な違和感を感じる。この言葉にできない「なんか、この人変」なリストを改めて8個にまとめ、自分のモヤモヤを備忘録的に残してみようと思う。

身内や周りの方で下記8個に該当する数が多い人は発達障害の可能性を考えてもよいように思う。どの項目も単体でみると「いるいる、そういう人」と思うことも、どれもこれも当てはまるとアスペルガーの特徴となる。

 

アスペルガーの話し方の特徴*

1)妻を名前で呼べない

夫が私を何て呼ぶか。つい最近まで私の旧姓の苗字で「〜〜ちゃん」と呼んでいた。(例えば山本さんならやまもとちゃん、のように)

今は進化して「ねえ」とか「ちょっと」。

付き合っているときに必ず通過する儀式、「ねぇ、なんて呼んだらいい〜〜?私はじゃぁ〜〜って呼ぼうかな♡」というポイントを通過することももちろんなく。そんなこと、彼の人生で経験したことがなかったらしい。「人って付き合ってるときそういう確認作業し合うんだよ?やったことないの??」と聞いてみたことがあるが、「ない。なんのためにするの?というか下の名前で呼ばれるなんて嫌だ」と意味のわからない返事が返ってきた。夫は自分のことを「〜〜さん」と苗字で呼んでほしいらしい。「私も同じ名前なんですけど・・」このあたりの感覚、本当にアスペルガーっぽい独特なものだ。

 

2)人が傷つく言葉を平気で言う

付き合っているときに相当揉めたのがこれだった。アスペルガーには「これを言ってしまうと相手が傷つくかな」と想像する力が欠如している。そのため、思ったらそのままストレートに正直に言葉に出してしまう。そしてそのことが悪いと自覚していないため、相手が気分を害して怒ってきても、怒られている意味がわからないという状況に陥る。結果、口論になり大げんかに発展する。

よくあるのが夫の「太ったね」発言問題。夫が「太ったね」と言い、私が「そういうことは言ったら女性は言ったら傷つくから言っちゃいけないんだよ!」と返す。どこの家庭にもありそうな会話に聞こえるだろうが、アスペルガー夫はこの会話を100回しても言い続けるところに特徴がある。こちらは根気強く「人が嫌がることを言ったらだめだよ」と100回テンション変えず諭し続けるメンタルの強さを強いられる。

 

3)マシンガンのように話し続ける

 アスペルガーにはON/OFFスイッチがあるようだ。そのスイッチがONになったが最後、人がどんなに興味のない顔をしていても、あからさまに下を向いて聞くまいとしても、堰を切ったように話し続ける。その時に空気を読む力はゼロなので、とにかく相手のことはおかまいなしに話し続ける。それはもう、どうにもとまらない

夫は自覚があるようで、30分〜1時間話し続けた後はいつも我に帰り「・・話しすぎた?」と私に聞いてくるようになった。「うん、話しすぎだね。」と返す。夫がそうやって饒舌に話をし続けているとき、私は「また始まった」と思ってたいだい聞いていない。夫の顔も見ず、違うことを考えていたりテレビを見ていたりする。それでも夫は気付かず話し続けるところがある意味すごい。アスペルガー会話のキャッチボールはできない。会話がキャッチボールにならない人がいたら要注意。

 

 

4)話を遮る

話を遮るということは本人にだいぶ自覚が芽生えて気をつけているようだ。気付く前は、よく職場でも人の話を「でもさ〜、」と遮っていたらしく、自分でふと「やばい」と気づいたらしい。自覚できてきているだけマシだが、自覚していても相変わらず話を遮ってくるところがアスペルガーらしい。

たちが悪いのが、わざわざ「でも〜」と私の話を遮って話し始めた割には、全く関係のない話をしてくるときだ。私はそうやって人の話を途中で遮ってまで何を話すのかと最後まで根気強く聞くのだが、びっくりすることに、最後まで聞いたら全く違う内容だったということが多々ある。私はびっくりして「え、結局どう話が繋がるの??」と聞くと、本人いわく「思い立って突然今言いたくなったから、我慢できずに話し始めてしまった」ということらしい。その我慢できない=衝動性発達障害の特徴である。

 

5)フリーズする

 口論になったらよく起こるアスペルガー夫がとるのがこの「フリーズ」行動。こちらが正当なことなどを夫に言い、何て返せばいいのか検討がつかなくなる夫はいつも「フリーズ」する。つまり、ダンマリを決め込む。「なんか言ってよ」といっても、口をつぐんで一言も話さなくなってしまう。アスペルガーは基本饒舌だが、上記4)のようにスイッチがONにならないと話せない。そして相手から責められたり攻撃されたらスイッチはOFFとなり、逆に全く話さなくなる。そのため会話が成立せず、問題を解決しようにも会話ができないので、結局問題が解決しない。その日に解決しないため翌日に嫌な雰囲気を持ち越すこととなり、悪循環のスパイラルに入っていく。

アスペルガーの特徴として顕著なのは、攻撃されると守りに入るということ。アスペルガーの脳の構造的に、被害者意識を持ちやすいことがある。そのため、いくら妻が正論を言っていても、その言葉の音などで「自分が攻撃されている」と感じると、自分を防御するために言葉を発しなくなるのだ。アスペルガーらしい特徴といえる。

 

6)「大丈夫?」が言えない

アスペルガーの特徴は、人の気持ちに寄り添えないこと。

夫に「さっきあそこで転けて足打ってすごい痛かったよ(泣)」と言ったら、夫の返事は「・・・・。」無言である。一般人からしたら、全くの理解不能。「え、普通大丈夫?とか、怪我しなかった?とか言わないの???」と訴えることになる。

アスペルガーには、人を心配するという人間の基本機能が備わっていない。なので、「心配してよ!」と言わないと、心配してくれない。いや、「大丈夫?」と無表情で言わされるだけだが。いくら妻といえど、いまいち人のことに興味がないのだ。なので、目の前で妻が血をダラダラ流して倒れているくらいのわかりやすい出来事がないと、彼の「心配機能」は作動しない。とはいっても、やっぱり心配してほしいので、その場合は「心配してね!!」といちいち言わなければいけないのだ。

 

7)やかんが沸騰したように急にキレる

これが大問題。アスペルガーは、急にキレる。そしてそれは恐ろしい形相でキレる。そして一通りキレて暴言を吐き思う存分発狂し終わったら、それはまた恐ろしいくらいにケロッと元に戻る。その一連を見ている私はホラー映画を見ているように背筋が凍る思いをする。これが私の心臓に最強に悪い。ケロッとした後は、「好き〜」と私に無邪気に言いよってくるピュアな少年ほどの変わりようを見せてくる。これは暴力を振るう夫がその後妻に優しくするどうしようもない夫と似たような恐ろしさではないか。何度もこの瞬間に出くわし、離婚を考える瞬間ともなってきた。

ただ、これだけは何度も話し合い、「次にキレたら離婚する」と伝えてある。それから、夫も意識してキレないように頑張っている。どうしようもないアスペルガーの特徴のように思えるが、ある程度は改善に向かわせることもできている状態である。

 

8)断固として「ごめん」を言わない

アスペルガーの特徴。それは謝れないこと。

アスペルガーの考え方の癖として、「自分は悪くない。相手が悪い。」と思う頭の構造になっているという。自分を被害者として考える傾向があり、自分は正しい、悪くないと考えている。そのため、どれだけ自分が悪いことをしても決して「ごめん」と謝ることができない。むしろ「あなたが悪い」と相手のせいにしてしまう。

夫にこのことを指摘して2年ほど経つが、一向に改善はしない。ただ、「自分は謝れない」と自覚は芽生えてきているようで、「俺は謝れないモン」と開き直って言ってくることが増えてきた。現在は私から根気強く「ごめんなさいって、大人なんだから悪いと思ったら言わないといけないよ」と植えつけている最中だ。最近、形だけは「ごめんなさい」と言えるようになってきた。ただ、その言い方はまるで16歳のヤンキー少年が先生に怒られていやいや口だけ棒読みで言いました、みたいな言い方だけれど。先は長いけど、あと5年経てばもう少しマシになっているだろうと思う。

 

*番外編)表情が乏しい

話し方に関連する番外編として、表情が普通の人より乏しいところが独特の特徴である。ニコニコしていることはなく無表情で、目は座っている。私の夫の顔つきとしては、歌舞伎系のキリッとした顔立ちをしている。アスペルガーに多い顔立ちのようだ。基本的に人に興味がないため、人の話をそもそも興味を持って聞いておらず、心も動かされない。爆笑できるほどおもしろい話があれば大いに笑うこともあるが、パッと見とっつきにくい顔つきをしている。本人が表情を作り、社交的に見せるときは優しい表情となるが、それも「作った顔」であり、プライベートでそんなに優しい顔をすることは滅多にない。このような表情の乏しさも、アスペルガーの独特な特徴の一つだ。

 

 まとめ

アスペルガーの独特な特徴として他に挙げればきりがないが、「話し方」に絞って以上8個にまとめみた。

周りにこういった方、いないだろうか。私の周りには夫以外にもけっこう身近にいる。20人に1人はいるという発達障害者。身近にいないはずは、実はないだろう。本人が困って生きづらさを感じている場合も多くあるだろうが、我が夫のように「本人が困っていない」タイプの発達障害者が多数存在することも事実。この場合、苦労するのは本人ではなく、周りの人々である。私も含め、アスペルガーADHDなどの発達障害者の独特な特徴を知っておくだけでも、不可解でしかなかった「あの人」の行動を、少し理解してあげられ、自分の心も少し軽くなるのではないだろうか。

そんなことを思い、書いてみました。

 

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アスペルガー夫は妻を鳥かごに入れたがる

最近、散々これからの自分について悩んでいる。夫から自立しようと決めた。でも、まだ具体的な方法は見出せずにいる。

最近やり始めていたやり甲斐を感じる仕事を、アスペルガー夫と上手くやっていくために手放すことを決意した。夫の応援や賛同を得られず、喧嘩ばかりしていて自分の体力が持たなくなったからだ。本当に彼のために諦めていいのか、本当はまだ答えは出ない。でも、このままでは病みそうだった。カサンドラになってはダメだ、私が病んでしまってはダメだ、と、一旦全て手放すことにした。

発達障害の配偶者を持たなければ、この感覚、わからないのではないだろうか。普通、自分のやりたいことを配偶者の反対があったからといって、そう簡単に諦めなくてもいいはずだ。でも、このままアスペルガー夫の反対を受けながら続けることは、つまり離婚に突き進んでいくことだった。まだ、結婚1年半で、離婚することを選びたくはなかった。だから、「今はまだ」と言い聞かせ、夫との結婚生活に注力することにした。

我が家のアスペルガー夫は、妻の私が遠くに行ってしまうことに文句をつける。私は最近出張が多く、月3回程度家を空けていた。そうやって家を空けるたび、夫との口論が続いた。夫は私に家に居てほしい。遠くに行ってほしくない。自分は仕事で月1、2回も休みがないのに、妻に家に居てほしい。自分は私との時間を十分取ってはくれないが、自分のことは棚上げが基本。妻が家に居ないということに異常に反応し、「他の家はそうではないでしょ?おかしくない??」としきりに訴えてくる。どうやらアスペ夫は妻を鳥かごに入れたいらしい。かごから出ていってしまうと不安で不安でしょうがないのだ。きっと彼は、自由を奪われ衰弱した鳥がかごの中で死んでいても、自分のせいだとは気づかないだろう。そんな夫の反抗にすっかり疲れ、私は色々を諦めることにした。

とはいえ、最近打ち込んでいた仕事をすっかり手放し、心にぽっかり穴があいたようになった。「あれ、なにすればいいんだっけ。」やることを急になくし、すっかり勢いをなくしてしまった。そして考えた。「新しく、できること考えないと。」

だけど、そこで女の難しさを感じた。男性と違って、子供ができれば必然的に仕事を中断必要があり、また中断しなくてよい仕事でも、ライフスタイルの変化に伴いなんらかの生き方を変える必要に迫られる。女性はそれを見越して今何をするべきか、賢く考えるよう知らぬ間に強要されている。逆に男性は、好きなことを選んでも続けられる可能性が高い。子供ができても、自分たちが産むわけではないので、仕事を中断せざるを得ない状況に追い込まれない。でも女性は、男性に産んでもらうわけにはいかないので、色々不利な状況を自分たちで抱え込むしかない。理解を得たいと願うのはいつも女性→男性であり、その逆はない。男性より心身ともにたくましくなくては生きられないのが女性の性だ。

アスペルガー夫を持つ妻の現状は悲惨だと思う。ただでさえ、想像力が欠如しているアスペルガー夫に、妻の苦しみや悩みを察知し理解できる機能ははなから備わっていない。いくら同情や共感を求めたって得られるはずもなく、ますます孤独を感じるだけ。

やりがいを感じていた仕事を一旦諦め、緊迫して思うこと→アスペルガー夫からいち早く自立しなければならない。アスペルガー夫とやっていく方法はこれしかないと最近わかった。結婚前から「あなたくらい養えるから仕事やめていいよ」と言ってくれていたアスペ夫だが、実際結婚生活は金銭面で大変なことが盛りだくさん待っていた。夫の金銭管理のできなさで、私は苦労しまくっている。夫婦だからと彼に頼る生活があるから色々上手くいかないのだ。とにかく、自立しよう、そう決めた。

もし離婚しても一人で生きていけるよう、今から準備しておこうと思う。一人で生きていけるようにしておけば、彼に頼る必要もなくなり、なにかあっても踏み切れる。

悲しいけれど、アスペルガー夫を持つ妻が持たざるを得ない諦めと決意だと感じている。

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一体いつになったらアスペ夫は妻にお金の管理を任せるのか

今月中に解決したいこと→アスペルガー夫との長きに渡る金銭管理問題。

 私の夫(アスペルガー夫全体の特徴であろうが)は

・お金の管理ができない

・なのに妻にお金の管理を任せない

 いつから揉めているか振り返ると、結婚から今まで1年半、揉め続けている。

そして今も解決できずにいる。いい加減、私もストレスが溜まっておかしくなりそうだ。

 アスペルガーADHDの特徴をおさらい。

・全体を考えるのが下手

・不要なものまで買ってしまうので無駄が多い

・計画的に考えられない

・自動振替の手続きが面倒でできないため支払いが滞る

・振込期限に支払えない

・計画的に貯金ができない

 うん、夫に全て当てはまる。

未だに私に管理を任せないため、夫の支払いが遅れていることに私ができることもなく、目の前で見ているしかない。「支払いが遅れるって、金融事故っていうんだよ?わかってる?大人としてやっちゃいけないんだよ?」と伝えてみるが、全く頭にインストールされない。

 他にも、管理できない割に簡単にカードを切るため、気づけば支払いが間に合わないという状況になっている。それでも、本人にそれがダメだという認識はゼロで、「俺は上手くやっている」と豪語している。

 先月の被害→カード支払いに17万円足りないから「払って〜」と気軽に言ってきたこと。私はブチギレ、夫は私がブチギレたことに逆ギレ。大惨事だった。

 もう、本当にこの男とどうやって結婚生活をやっていくのかわからなくなった。

 結婚前に夫が言ってくれていたこと→「結婚したらお金のことは全て私に任せる」

だから結婚後まで待った。だけど結婚後にさぁ管理を任せてもらおうと、「お金の管理させて」と切り出すと、決してうんとは返事をしなかった。夫は「新婚旅行とか、結婚費用の清算が終わるまで待って」と今度は言い出した。

 しぶしぶ待つこと数ヶ月。しかし待てど暮らせどお金の管理は私に回ってこない。

何度か様子を見て「お金の管理させて」と言い、その度に難癖つけて「待って」と夫が言う。それを繰り返し、はや1年半が経った。

 その間に夫がアスペルガーだと私は確信し、だからこんなにお金の管理で揉めるんだと、理由もわかった。アスペルガー夫のこだわりの強さに呆気にとられるばかり。

でも、こうやって必死の抵抗を見せる本人も、いざ妻にお金の管理を任せればすぐその変化にも慣れる。そうすれば、変化前の状態など思い出すこともなく、快適なはずなのに。

 アスペルガーって、変化を異常に嫌う。

私が彼に変化を強いろうとすると、本人の抵抗とキレ具合はものすごい。私はその反発に疲れ切ってしまっている。

でも、相手は本人が認めようが認めまいが、ある種の障害者。そして私は障害者の妻。それを私たちが見て見ぬ振りをしても、何も始まらないように感じる。本人に自覚してもらい、私は上手くやる方法を考える。諦めるときは、離婚するときだろう。でも、新婚でさすがに簡単に諦めるのも癪に触るので、自分なりにもう少しやってみようと思っている。

 とりあえずはこの金銭問題を年内に蹴りをつけてやる。

 

どうか、気持ちよく年を越せますように。

 

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【本当の救済対象】人気No.1記事とアスペルガー妻の心の叫び

仕事が多忙を極めてしばらくブログをお休みしていました。

これからまた少し落ち着きそうなので、改めてブログを書いていきたいと思っています。

 

人気No.1記事について

 

久々にブログ管理画面を開いてびっくりしたことが一つ。

 それは、とある意外な過去記事がかなり読まれているということ。

 その記事がこちら。 

yukimimame.hatenablog.com

 

検索ワードは、アスペルガー 夫 特徴」だそうだ。

 

皆、夫がアスペルガーかどうか、またアスペルガーだとしたらどんな特徴なのか、そんなことを探されていらっしゃるのだろうか。

 

このことに関係して、私は下記の仮説を立てている。

 

アスペルガーADHDなどの発達障害の本人もある程度の「生きづらさ」や「日常生活における支障」を感じて生きていらっしゃる方は多いだろうが、それ以上に救いの手を求めているのはその「配偶者」である。

 

アスペルガーに関しては、女性より男性の方が4倍多くいると言われている。つまり、夫婦においては妻がアスペルガー夫を持つパターンが非常に多い。

 

私と同じように、アスペルガー夫の家庭での行動、言動に悩み、苦しんでいる方は相当数いらっしゃると思う。

 

ただ、私がアスペルガー夫を見てていつも思うこと。それは、本人は全く困っていない。

 

ではだれが困っているか。それは紛れもなく、妻である・・

 

私!!!

 

と声高らかに叫ばせていただきたい。

 

NHKハートネットという福祉情報番組のサイトがある。そのサイト「みんなの声」という、人々が体験や意見を書き込めるページがある。

そこには障害や精神疾患、依存症など様々なスレッドがあるが、びっくりすることは、その中の「カサンドラ症候群」のスレッド書き込みが異様に多いこと。

www.nhk.or.jp

 

その書き込み数なんと808件。

他スレッドが100件未満のものが多く、かなり多くても300〜400件程度なのに、

カサンドラ症候群を訴える人々の書き込みが倍以上と、明らかに多すぎる。

 

しかも、すこし読んでいただくとわかるが、皆さんの書き込み内容が深刻である。

www.nhk.or.jp

 

カサンドラ症候群とはなに?と思われた方はこちらをご覧ください。

カサンドラ症候群 - Wikipedia

 

 

個人的な考察だが、アスペルガーなどの発達障害者はなんらかの特別な能力を持っている方が多く、その能力を発揮できる環境にさえ身をおけば、本人は果てしのない賞賛と尊敬を浴びてなんら問題なく生きることができる。

むしろ、一般人では成し得ないほど成功し、富と名声を得ることができる。

 

一方深刻なのは、その発達障害者を配偶者に持つ妻(夫)である。

 

彼らは例外なく苦境に立たされ、解決の糸口が見つからず、抱え込み、悩み、そしてそれがついにはカサンドラ症候群という心身の不調となって弱り切ってしまう。

しかも現状は他国より国内における理解がなく、国としての意識も低いため対処法もままならず、助けてもらう方法もわからず、自分のせいだと思い込み、孤独に苛まれる。

そうして生まれるのが「カサンドラ症候群」という心身の変調が生まれる。

 

私は自分がその立場に立って初めてわかったが、

アスペルガーADHDの妻・夫の方が明らかに本人より困っているということ。

そして、救いを求めているということ。

 

今の私には、自分の家庭でのアスペルガー夫とのやりとりを発信するぐらいしかできることはない。

それでも、救いを求めて家庭で孤独感に感じる方々へ向け、少しでもなにか役に立つことを書いていきたいと思っている。

 

自分がこの立場だから言えることがあると思う。

 孤独を感じてどうしようもなく行き詰まっている方へ

「一人じゃないですよ」

 と、お伝えしたい。

 

私も毎日泣いて怒って、どうすればよいかわからずもがき苦しんでいる。

 それでも、同じ境遇の方に出会えば、私も心がラクになるように感じる。

 

必要な方へ、どうか届けたい。

 

そんな思いで、またブログを少しずつ更新していきたいと思っています。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

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結婚後1年間で蓄積した13個のアスペルガー夫への怒りリスト

現在、アスペルガー夫と喧嘩中だ。

家庭内、ザ・冷戦状態。

 

 

これをきっかけに、私の彼に対する怒りを、冷静にリスト化して分析してみることにする。

 

なぜなら、常に色々なことに不満があるため

怒りの根源が多く複雑になってきたからだ。

 

 

結婚して1年2ヶ月。

アスペルガー夫への怒りをざっくばらんにリスト化すると、下記の13個になった。

 

 

私と同じようにアスペルガー夫を持つ妻の方も

多くの項目を共有しているのではないだろうか。

 

 

 

<13個のアスペルガー夫への怒りリスト>

 

1. 自己中心的

 a. 自分のしたいことしかしない

 b. 自分の食べたいものしか食べない

 c. 自分の行きたい所しか行かない

 d. 自分がしてよいことも相手がするのは嫌

 e. 自分中心に地球が回っていると思っている

 

2. 気分屋

 a. 仕事が不調だと家で無言になる

 b. 仕事が順調だとエンドレスに話す

 c. ストレスを溜めていると家で当たる

 

3. 計画的に行動できない

 a. 旅行計画などは全て人(妻)任せ

 b. 任せても文句はしっかり言う

 c. なんでもいいと言うがなんでもよくない

 d. どこでもいいと言うがどこでもよくない

 

4. 感謝の気持ちがない

 a. 「ありがとう」が言えない

 b. やってくれて当たり前と思っている

 c. 人(妻)を褒めることができない

 

5. 文句が多い

 a. 思った文句はすぐ口に出す

 b. 無神経な言い方で人を傷つける

 c. マイナスの言葉を常にかける

 

6. 文句を言われることは耐えられない

 a. 批判されるとキレる

 b. 批判されると耳をふさぐ

 c. 批判されると無言になる

 d. 批判されると逃げる

 

7. コミュニケーションがとれない

 a. 話を聞いていない

 b. 話を忘れている

 c. 話しかけても返事がない

 d. 意見を聞いても返ってこない

 

8. キレる

 a. 感情を抑えられない

 b. 責められることに耐えられない

 c. 仕事では抑えられるが家庭で爆発する

 d. キレたが最後恐怖を感じる程発狂する

 

9. 謝れない

 a. 悪いところを指摘されると逆ギレする

 b. 俺は謝らないと公言する

 c. そもそも俺は悪くないと思っている

 d. 相手(妻)が悪いと責任転嫁する

 

10. 被害者意識が激しい

 a. 馬鹿にされたとすぐ感じて怒る

 b. 怒られている自分は被害者だと思っている

 c. 悪いのは自分ではなく相手だと思っている

 

11. 甘える/わがまま

 a. 家庭では甘えていいと勘違いしている

 b. 職場は外の顔、家で本性を出す

 c. 家ではわがままな自分でいいと思っている

 d. 妻には気を遣わなくていいと思っている

 

12. 主婦は家のことを全てするものと思っている

 a. 掃除洗濯ができていないと指摘をする

 b. 埃がたまっている箇所を報告してくる

 c. 汚れている箇所を報告してくる

 d. 容赦なく散らかす

 e. 外泊することを極端に嫌がる

 

13. 子供っぽい

 a. 好き嫌いが多い

 b. お風呂に入るのを渋る

 c. 床で寝る

 d. 夜更かしする

 e. 朝寝坊する

 

 

 

 

以上、13項目。

もっとある気もするが、キリがなさそう。

パッと思いついたものだけでもこれだけある。

 

 

 

現在夫と喧嘩している内容は、

夫の休みに合わせて出かけた2日前のこと。

 

その日上記リストにおいて、どれで私が怒ったか。

よく考えて書き出すと、

「1, 2, 3, 6, 7, 8, 9, 10」

実に8項目だった。

 

たった1日の間でこの8項目をする夫に

私は怒った。耐えきれず。

 

 

 

シチュエーションはこんな感じだった。

 

 

その日、ちょっとした遠出をしたのだが

夫は「どこでもいい」と言いながらも

私の計画には文句を付けた。

私にさんざん計画させておき、

結局最後は自分の行きたいところを言い出した。

そうして直前に行き先を自分で決めた割には

後の計画は妻任せにした。

「どこ行くことにしたの?」

「何たべるの?」「何するの?」と妻に聞き続ける。

「俺は運転があるから」と全く考えようとしない。

 

「ここはどう?」と妻が提案すると毎回無言。

人の話は基本聞いていない。

提案されていることすらもはや気づいておらず、

ひたすら「何するの」と更に無神経に聞き続ける。

彼にヒットする提案があると、

初めて彼の耳に聞こえるようになっているようだ。

 

 

このシチュエーションは初めてではなく、

毎回のため私はかなりイライラを募らせていた。

 

 

そして今回ようやく彼にそれを止めるよう指摘した。

「こうこうで、こんなところは本当に嫌だ」

と説明する。

 

そうすると今度は、彼が聞かないモードに入る。

自分を批判する声は全てシャットダウンする。

 

私はその態度に更にイライラを募らせた。

 

だが何度も言い続け、指摘を続ける。

 

そうすると彼は批判に耐えきれずついにキレる。

 

「あー!!!めんどくさ!!!!」

「ほんとめんどくさくなってきた!!」

と大声で叫び出し、ヤカンが沸いた発狂モードへ。

 

こうなると手がつけられない。

彼の発狂モードが収まるまで待つ必要が出る。

この時に更に話をかぶせると大変な惨事になり

血みどろの争いとなる。

それも経験済みのため、

ここはこちらも沈黙モードで対抗する。

 

 

そうして、毎回こうやって話を聞かずキレる夫に

いよいよ妻は心からうんざりして今に至る。

 

 

 

今の状況はこんな感じである。

 

このパターン、たった1年間でも死ぬほどある。

いい加減にしろよ、この人でなしめ。

こちらもいよいよ徹底抗戦の構え。

 

 

 

彼が

・妻の話を聞ける夫

になり

・キレない夫

になるよう、

根気強い教育体制が必要だと感じている。

 

こうして、

まだまだ、アスペルガー夫との戦いは続く。

 

 

 

ここに記しておこう。

 

 

私の目標は、

10年後に、上記の「怒りリスト」を見返して、

「あぁ、10年前はこんなことで怒ってたのね」

と思える状態になっていること。

 

このリスト一つ一つに

地道になんらかの対応策を講じて、

10年後にはそれが怒りではなく

うまくコントロールされた彼の特性として

ただ存在しているものにしたい。

 

 

そのためのリストだと思っている。

 

 

何年も先に、過去を振り返った時には

これらの大きかった出来事が石ころのように

なんでもないものに見えていますように。

 

 

 

そんな希望を持って、

イバラの道をこれからもずんずん

突き進んでいこうと思う。

 

 

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