ほんきっき

アスペルガー夫に悶絶する新妻のほんきにっき

「なんか、この人変」アスペルガーの話し方の独特な特徴8個(番外編:表情について)

アスペルガーにはアスペルガーの話し方の独特な特徴がある。それは一般人からしたら意味不明の要素が満載。

日々我が家のアスペルガー夫の話し方には疑問を呈すばかり。基本会話していても微妙な違和感を感じる。この言葉にできない「なんか、この人変」なリストを改めて8個にまとめ、自分のモヤモヤを備忘録的に残してみようと思う。

身内や周りの方で下記8個に該当する数が多い人は発達障害の可能性を考えてもよいように思う。どの項目も単体でみると「いるいる、そういう人」と思うことも、どれもこれも当てはまるとアスペルガーの特徴となる。

 

アスペルガーの話し方の特徴*

1)妻を名前で呼べない

夫が私を何て呼ぶか。つい最近まで私の旧姓の苗字で「〜〜ちゃん」と呼んでいた。(例えば山本さんならやまもとちゃん、のように)

今は進化して「ねえ」とか「ちょっと」。

付き合っているときに必ず通過する儀式、「ねぇ、なんて呼んだらいい〜〜?私はじゃぁ〜〜って呼ぼうかな♡」というポイントを通過することももちろんなく。そんなこと、彼の人生で経験したことがなかったらしい。「人って付き合ってるときそういう確認作業し合うんだよ?やったことないの??」と聞いてみたことがあるが、「ない。なんのためにするの?というか下の名前で呼ばれるなんて嫌だ」と意味のわからない返事が返ってきた。夫は自分のことを「〜〜さん」と苗字で呼んでほしいらしい。「私も同じ名前なんですけど・・」このあたりの感覚、本当にアスペルガーっぽい独特なものだ。

 

2)人が傷つく言葉を平気で言う

付き合っているときに相当揉めたのがこれだった。アスペルガーには「これを言ってしまうと相手が傷つくかな」と想像する力が欠如している。そのため、思ったらそのままストレートに正直に言葉に出してしまう。そしてそのことが悪いと自覚していないため、相手が気分を害して怒ってきても、怒られている意味がわからないという状況に陥る。結果、口論になり大げんかに発展する。

よくあるのが夫の「太ったね」発言問題。夫が「太ったね」と言い、私が「そういうことは言ったら女性は言ったら傷つくから言っちゃいけないんだよ!」と返す。どこの家庭にもありそうな会話に聞こえるだろうが、アスペルガー夫はこの会話を100回しても言い続けるところに特徴がある。こちらは根気強く「人が嫌がることを言ったらだめだよ」と100回テンション変えず諭し続けるメンタルの強さを強いられる。

 

3)マシンガンのように話し続ける

 アスペルガーにはON/OFFスイッチがあるようだ。そのスイッチがONになったが最後、人がどんなに興味のない顔をしていても、あからさまに下を向いて聞くまいとしても、堰を切ったように話し続ける。その時に空気を読む力はゼロなので、とにかく相手のことはおかまいなしに話し続ける。それはもう、どうにもとまらない

夫は自覚があるようで、30分〜1時間話し続けた後はいつも我に帰り「・・話しすぎた?」と私に聞いてくるようになった。「うん、話しすぎだね。」と返す。夫がそうやって饒舌に話をし続けているとき、私は「また始まった」と思ってたいだい聞いていない。夫の顔も見ず、違うことを考えていたりテレビを見ていたりする。それでも夫は気付かず話し続けるところがある意味すごい。アスペルガー会話のキャッチボールはできない。会話がキャッチボールにならない人がいたら要注意。

 

 

4)話を遮る

話を遮るということは本人にだいぶ自覚が芽生えて気をつけているようだ。気付く前は、よく職場でも人の話を「でもさ〜、」と遮っていたらしく、自分でふと「やばい」と気づいたらしい。自覚できてきているだけマシだが、自覚していても相変わらず話を遮ってくるところがアスペルガーらしい。

たちが悪いのが、わざわざ「でも〜」と私の話を遮って話し始めた割には、全く関係のない話をしてくるときだ。私はそうやって人の話を途中で遮ってまで何を話すのかと最後まで根気強く聞くのだが、びっくりすることに、最後まで聞いたら全く違う内容だったということが多々ある。私はびっくりして「え、結局どう話が繋がるの??」と聞くと、本人いわく「思い立って突然今言いたくなったから、我慢できずに話し始めてしまった」ということらしい。その我慢できない=衝動性発達障害の特徴である。

 

5)フリーズする

 口論になったらよく起こるアスペルガー夫がとるのがこの「フリーズ」行動。こちらが正当なことなどを夫に言い、何て返せばいいのか検討がつかなくなる夫はいつも「フリーズ」する。つまり、ダンマリを決め込む。「なんか言ってよ」といっても、口をつぐんで一言も話さなくなってしまう。アスペルガーは基本饒舌だが、上記4)のようにスイッチがONにならないと話せない。そして相手から責められたり攻撃されたらスイッチはOFFとなり、逆に全く話さなくなる。そのため会話が成立せず、問題を解決しようにも会話ができないので、結局問題が解決しない。その日に解決しないため翌日に嫌な雰囲気を持ち越すこととなり、悪循環のスパイラルに入っていく。

アスペルガーの特徴として顕著なのは、攻撃されると守りに入るということ。アスペルガーの脳の構造的に、被害者意識を持ちやすいことがある。そのため、いくら妻が正論を言っていても、その言葉の音などで「自分が攻撃されている」と感じると、自分を防御するために言葉を発しなくなるのだ。アスペルガーらしい特徴といえる。

 

6)「大丈夫?」が言えない

アスペルガーの特徴は、人の気持ちに寄り添えないこと。

夫に「さっきあそこで転けて足打ってすごい痛かったよ(泣)」と言ったら、夫の返事は「・・・・。」無言である。一般人からしたら、全くの理解不能。「え、普通大丈夫?とか、怪我しなかった?とか言わないの???」と訴えることになる。

アスペルガーには、人を心配するという人間の基本機能が備わっていない。なので、「心配してよ!」と言わないと、心配してくれない。いや、「大丈夫?」と無表情で言わされるだけだが。いくら妻といえど、いまいち人のことに興味がないのだ。なので、目の前で妻が血をダラダラ流して倒れているくらいのわかりやすい出来事がないと、彼の「心配機能」は作動しない。とはいっても、やっぱり心配してほしいので、その場合は「心配してね!!」といちいち言わなければいけないのだ。

 

7)やかんが沸騰したように急にキレる

これが大問題。アスペルガーは、急にキレる。そしてそれは恐ろしい形相でキレる。そして一通りキレて暴言を吐き思う存分発狂し終わったら、それはまた恐ろしいくらいにケロッと元に戻る。その一連を見ている私はホラー映画を見ているように背筋が凍る思いをする。これが私の心臓に最強に悪い。ケロッとした後は、「好き〜」と私に無邪気に言いよってくるピュアな少年ほどの変わりようを見せてくる。これは暴力を振るう夫がその後妻に優しくするどうしようもない夫と似たような恐ろしさではないか。何度もこの瞬間に出くわし、離婚を考える瞬間ともなってきた。

ただ、これだけは何度も話し合い、「次にキレたら離婚する」と伝えてある。それから、夫も意識してキレないように頑張っている。どうしようもないアスペルガーの特徴のように思えるが、ある程度は改善に向かわせることもできている状態である。

 

8)断固として「ごめん」を言わない

アスペルガーの特徴。それは謝れないこと。

アスペルガーの考え方の癖として、「自分は悪くない。相手が悪い。」と思う頭の構造になっているという。自分を被害者として考える傾向があり、自分は正しい、悪くないと考えている。そのため、どれだけ自分が悪いことをしても決して「ごめん」と謝ることができない。むしろ「あなたが悪い」と相手のせいにしてしまう。

夫にこのことを指摘して2年ほど経つが、一向に改善はしない。ただ、「自分は謝れない」と自覚は芽生えてきているようで、「俺は謝れないモン」と開き直って言ってくることが増えてきた。現在は私から根気強く「ごめんなさいって、大人なんだから悪いと思ったら言わないといけないよ」と植えつけている最中だ。最近、形だけは「ごめんなさい」と言えるようになってきた。ただ、その言い方はまるで16歳のヤンキー少年が先生に怒られていやいや口だけ棒読みで言いました、みたいな言い方だけれど。先は長いけど、あと5年経てばもう少しマシになっているだろうと思う。

 

*番外編)表情が乏しい

話し方に関連する番外編として、表情が普通の人より乏しいところが独特の特徴である。ニコニコしていることはなく無表情で、目は座っている。私の夫の顔つきとしては、歌舞伎系のキリッとした顔立ちをしている。アスペルガーに多い顔立ちのようだ。基本的に人に興味がないため、人の話をそもそも興味を持って聞いておらず、心も動かされない。爆笑できるほどおもしろい話があれば大いに笑うこともあるが、パッと見とっつきにくい顔つきをしている。本人が表情を作り、社交的に見せるときは優しい表情となるが、それも「作った顔」であり、プライベートでそんなに優しい顔をすることは滅多にない。このような表情の乏しさも、アスペルガーの独特な特徴の一つだ。

 

 まとめ

アスペルガーの独特な特徴として他に挙げればきりがないが、「話し方」に絞って以上8個にまとめみた。

周りにこういった方、いないだろうか。私の周りには夫以外にもけっこう身近にいる。20人に1人はいるという発達障害者。身近にいないはずは、実はないだろう。本人が困って生きづらさを感じている場合も多くあるだろうが、我が夫のように「本人が困っていない」タイプの発達障害者が多数存在することも事実。この場合、苦労するのは本人ではなく、周りの人々である。私も含め、アスペルガーADHDなどの発達障害者の独特な特徴を知っておくだけでも、不可解でしかなかった「あの人」の行動を、少し理解してあげられ、自分の心も少し軽くなるのではないだろうか。

そんなことを思い、書いてみました。

 

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アスペルガー夫は妻を鳥かごに入れたがる

最近、散々これからの自分について悩んでいる。夫から自立しようと決めた。でも、まだ具体的な方法は見出せずにいる。

最近やり始めていたやり甲斐を感じる仕事を、アスペルガー夫と上手くやっていくために手放すことを決意した。夫の応援や賛同を得られず、喧嘩ばかりしていて自分の体力が持たなくなったからだ。本当に彼のために諦めていいのか、本当はまだ答えは出ない。でも、このままでは病みそうだった。カサンドラになってはダメだ、私が病んでしまってはダメだ、と、一旦全て手放すことにした。

発達障害の配偶者を持たなければ、この感覚、わからないのではないだろうか。普通、自分のやりたいことを配偶者の反対があったからといって、そう簡単に諦めなくてもいいはずだ。でも、このままアスペルガー夫の反対を受けながら続けることは、つまり離婚に突き進んでいくことだった。まだ、結婚1年半で、離婚することを選びたくはなかった。だから、「今はまだ」と言い聞かせ、夫との結婚生活に注力することにした。

我が家のアスペルガー夫は、妻の私が遠くに行ってしまうことに文句をつける。私は最近出張が多く、月3回程度家を空けていた。そうやって家を空けるたび、夫との口論が続いた。夫は私に家に居てほしい。遠くに行ってほしくない。自分は仕事で月1、2回も休みがないのに、妻に家に居てほしい。自分は私との時間を十分取ってはくれないが、自分のことは棚上げが基本。妻が家に居ないということに異常に反応し、「他の家はそうではないでしょ?おかしくない??」としきりに訴えてくる。どうやらアスペ夫は妻を鳥かごに入れたいらしい。かごから出ていってしまうと不安で不安でしょうがないのだ。きっと彼は、自由を奪われ衰弱した鳥がかごの中で死んでいても、自分のせいだとは気づかないだろう。そんな夫の反抗にすっかり疲れ、私は色々を諦めることにした。

とはいえ、最近打ち込んでいた仕事をすっかり手放し、心にぽっかり穴があいたようになった。「あれ、なにすればいいんだっけ。」やることを急になくし、すっかり勢いをなくしてしまった。そして考えた。「新しく、できること考えないと。」

だけど、そこで女の難しさを感じた。男性と違って、子供ができれば必然的に仕事を中断必要があり、また中断しなくてよい仕事でも、ライフスタイルの変化に伴いなんらかの生き方を変える必要に迫られる。女性はそれを見越して今何をするべきか、賢く考えるよう知らぬ間に強要されている。逆に男性は、好きなことを選んでも続けられる可能性が高い。子供ができても、自分たちが産むわけではないので、仕事を中断せざるを得ない状況に追い込まれない。でも女性は、男性に産んでもらうわけにはいかないので、色々不利な状況を自分たちで抱え込むしかない。理解を得たいと願うのはいつも女性→男性であり、その逆はない。男性より心身ともにたくましくなくては生きられないのが女性の性だ。

アスペルガー夫を持つ妻の現状は悲惨だと思う。ただでさえ、想像力が欠如しているアスペルガー夫に、妻の苦しみや悩みを察知し理解できる機能ははなから備わっていない。いくら同情や共感を求めたって得られるはずもなく、ますます孤独を感じるだけ。

やりがいを感じていた仕事を一旦諦め、緊迫して思うこと→アスペルガー夫からいち早く自立しなければならない。アスペルガー夫とやっていく方法はこれしかないと最近わかった。結婚前から「あなたくらい養えるから仕事やめていいよ」と言ってくれていたアスペ夫だが、実際結婚生活は金銭面で大変なことが盛りだくさん待っていた。夫の金銭管理のできなさで、私は苦労しまくっている。夫婦だからと彼に頼る生活があるから色々上手くいかないのだ。とにかく、自立しよう、そう決めた。

もし離婚しても一人で生きていけるよう、今から準備しておこうと思う。一人で生きていけるようにしておけば、彼に頼る必要もなくなり、なにかあっても踏み切れる。

悲しいけれど、アスペルガー夫を持つ妻が持たざるを得ない諦めと決意だと感じている。

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一体いつになったらアスペ夫は妻にお金の管理を任せるのか

今月中に解決したいこと→アスペルガー夫との長きに渡る金銭管理問題。

 私の夫(アスペルガー夫全体の特徴であろうが)は

・お金の管理ができない

・なのに妻にお金の管理を任せない

 いつから揉めているか振り返ると、結婚から今まで1年半、揉め続けている。

そして今も解決できずにいる。いい加減、私もストレスが溜まっておかしくなりそうだ。

 アスペルガーADHDの特徴をおさらい。

・全体を考えるのが下手

・不要なものまで買ってしまうので無駄が多い

・計画的に考えられない

・自動振替の手続きが面倒でできないため支払いが滞る

・振込期限に支払えない

・計画的に貯金ができない

 うん、夫に全て当てはまる。

未だに私に管理を任せないため、夫の支払いが遅れていることに私ができることもなく、目の前で見ているしかない。「支払いが遅れるって、金融事故っていうんだよ?わかってる?大人としてやっちゃいけないんだよ?」と伝えてみるが、全く頭にインストールされない。

 他にも、管理できない割に簡単にカードを切るため、気づけば支払いが間に合わないという状況になっている。それでも、本人にそれがダメだという認識はゼロで、「俺は上手くやっている」と豪語している。

 先月の被害→カード支払いに17万円足りないから「払って〜」と気軽に言ってきたこと。私はブチギレ、夫は私がブチギレたことに逆ギレ。大惨事だった。

 もう、本当にこの男とどうやって結婚生活をやっていくのかわからなくなった。

 結婚前に夫が言ってくれていたこと→「結婚したらお金のことは全て私に任せる」

だから結婚後まで待った。だけど結婚後にさぁ管理を任せてもらおうと、「お金の管理させて」と切り出すと、決してうんとは返事をしなかった。夫は「新婚旅行とか、結婚費用の清算が終わるまで待って」と今度は言い出した。

 しぶしぶ待つこと数ヶ月。しかし待てど暮らせどお金の管理は私に回ってこない。

何度か様子を見て「お金の管理させて」と言い、その度に難癖つけて「待って」と夫が言う。それを繰り返し、はや1年半が経った。

 その間に夫がアスペルガーだと私は確信し、だからこんなにお金の管理で揉めるんだと、理由もわかった。アスペルガー夫のこだわりの強さに呆気にとられるばかり。

でも、こうやって必死の抵抗を見せる本人も、いざ妻にお金の管理を任せればすぐその変化にも慣れる。そうすれば、変化前の状態など思い出すこともなく、快適なはずなのに。

 アスペルガーって、変化を異常に嫌う。

私が彼に変化を強いろうとすると、本人の抵抗とキレ具合はものすごい。私はその反発に疲れ切ってしまっている。

でも、相手は本人が認めようが認めまいが、ある種の障害者。そして私は障害者の妻。それを私たちが見て見ぬ振りをしても、何も始まらないように感じる。本人に自覚してもらい、私は上手くやる方法を考える。諦めるときは、離婚するときだろう。でも、新婚でさすがに簡単に諦めるのも癪に触るので、自分なりにもう少しやってみようと思っている。

 とりあえずはこの金銭問題を年内に蹴りをつけてやる。

 

どうか、気持ちよく年を越せますように。

 

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【本当の救済対象】人気No.1記事とアスペルガー妻の心の叫び

仕事が多忙を極めてしばらくブログをお休みしていました。

これからまた少し落ち着きそうなので、改めてブログを書いていきたいと思っています。

 

人気No.1記事について

 

久々にブログ管理画面を開いてびっくりしたことが一つ。

 それは、とある意外な過去記事がかなり読まれているということ。

 その記事がこちら。 

yukimimame.hatenablog.com

 

検索ワードは、アスペルガー 夫 特徴」だそうだ。

 

皆、夫がアスペルガーかどうか、またアスペルガーだとしたらどんな特徴なのか、そんなことを探されていらっしゃるのだろうか。

 

このことに関係して、私は下記の仮説を立てている。

 

アスペルガーADHDなどの発達障害の本人もある程度の「生きづらさ」や「日常生活における支障」を感じて生きていらっしゃる方は多いだろうが、それ以上に救いの手を求めているのはその「配偶者」である。

 

アスペルガーに関しては、女性より男性の方が4倍多くいると言われている。つまり、夫婦においては妻がアスペルガー夫を持つパターンが非常に多い。

 

私と同じように、アスペルガー夫の家庭での行動、言動に悩み、苦しんでいる方は相当数いらっしゃると思う。

 

ただ、私がアスペルガー夫を見てていつも思うこと。それは、本人は全く困っていない。

 

ではだれが困っているか。それは紛れもなく、妻である・・

 

私!!!

 

と声高らかに叫ばせていただきたい。

 

NHKハートネットという福祉情報番組のサイトがある。そのサイト「みんなの声」という、人々が体験や意見を書き込めるページがある。

そこには障害や精神疾患、依存症など様々なスレッドがあるが、びっくりすることは、その中の「カサンドラ症候群」のスレッド書き込みが異様に多いこと。

www.nhk.or.jp

 

その書き込み数なんと808件。

他スレッドが100件未満のものが多く、かなり多くても300〜400件程度なのに、

カサンドラ症候群を訴える人々の書き込みが倍以上と、明らかに多すぎる。

 

しかも、すこし読んでいただくとわかるが、皆さんの書き込み内容が深刻である。

www.nhk.or.jp

 

カサンドラ症候群とはなに?と思われた方はこちらをご覧ください。

カサンドラ症候群 - Wikipedia

 

 

個人的な考察だが、アスペルガーなどの発達障害者はなんらかの特別な能力を持っている方が多く、その能力を発揮できる環境にさえ身をおけば、本人は果てしのない賞賛と尊敬を浴びてなんら問題なく生きることができる。

むしろ、一般人では成し得ないほど成功し、富と名声を得ることができる。

 

一方深刻なのは、その発達障害者を配偶者に持つ妻(夫)である。

 

彼らは例外なく苦境に立たされ、解決の糸口が見つからず、抱え込み、悩み、そしてそれがついにはカサンドラ症候群という心身の不調となって弱り切ってしまう。

しかも現状は他国より国内における理解がなく、国としての意識も低いため対処法もままならず、助けてもらう方法もわからず、自分のせいだと思い込み、孤独に苛まれる。

そうして生まれるのが「カサンドラ症候群」という心身の変調が生まれる。

 

私は自分がその立場に立って初めてわかったが、

アスペルガーADHDの妻・夫の方が明らかに本人より困っているということ。

そして、救いを求めているということ。

 

今の私には、自分の家庭でのアスペルガー夫とのやりとりを発信するぐらいしかできることはない。

それでも、救いを求めて家庭で孤独感に感じる方々へ向け、少しでもなにか役に立つことを書いていきたいと思っている。

 

自分がこの立場だから言えることがあると思う。

 孤独を感じてどうしようもなく行き詰まっている方へ

「一人じゃないですよ」

 と、お伝えしたい。

 

私も毎日泣いて怒って、どうすればよいかわからずもがき苦しんでいる。

 それでも、同じ境遇の方に出会えば、私も心がラクになるように感じる。

 

必要な方へ、どうか届けたい。

 

そんな思いで、またブログを少しずつ更新していきたいと思っています。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

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結婚後1年間で蓄積した13個のアスペルガー夫への怒りリスト

現在、アスペルガー夫と喧嘩中だ。

家庭内、ザ・冷戦状態。

 

 

これをきっかけに、私の彼に対する怒りを、冷静にリスト化して分析してみることにする。

 

なぜなら、常に色々なことに不満があるため

怒りの根源が多く複雑になってきたからだ。

 

 

結婚して1年2ヶ月。

アスペルガー夫への怒りをざっくばらんにリスト化すると、下記の13個になった。

 

 

私と同じようにアスペルガー夫を持つ妻の方も

多くの項目を共有しているのではないだろうか。

 

 

 

<13個のアスペルガー夫への怒りリスト>

 

1. 自己中心的

 a. 自分のしたいことしかしない

 b. 自分の食べたいものしか食べない

 c. 自分の行きたい所しか行かない

 d. 自分がしてよいことも相手がするのは嫌

 e. 自分中心に地球が回っていると思っている

 

2. 気分屋

 a. 仕事が不調だと家で無言になる

 b. 仕事が順調だとエンドレスに話す

 c. ストレスを溜めていると家で当たる

 

3. 計画的に行動できない

 a. 旅行計画などは全て人(妻)任せ

 b. 任せても文句はしっかり言う

 c. なんでもいいと言うがなんでもよくない

 d. どこでもいいと言うがどこでもよくない

 

4. 感謝の気持ちがない

 a. 「ありがとう」が言えない

 b. やってくれて当たり前と思っている

 c. 人(妻)を褒めることができない

 

5. 文句が多い

 a. 思った文句はすぐ口に出す

 b. 無神経な言い方で人を傷つける

 c. マイナスの言葉を常にかける

 

6. 文句を言われることは耐えられない

 a. 批判されるとキレる

 b. 批判されると耳をふさぐ

 c. 批判されると無言になる

 d. 批判されると逃げる

 

7. コミュニケーションがとれない

 a. 話を聞いていない

 b. 話を忘れている

 c. 話しかけても返事がない

 d. 意見を聞いても返ってこない

 

8. キレる

 a. 感情を抑えられない

 b. 責められることに耐えられない

 c. 仕事では抑えられるが家庭で爆発する

 d. キレたが最後恐怖を感じる程発狂する

 

9. 謝れない

 a. 悪いところを指摘されると逆ギレする

 b. 俺は謝らないと公言する

 c. そもそも俺は悪くないと思っている

 d. 相手(妻)が悪いと責任転嫁する

 

10. 被害者意識が激しい

 a. 馬鹿にされたとすぐ感じて怒る

 b. 怒られている自分は被害者だと思っている

 c. 悪いのは自分ではなく相手だと思っている

 

11. 甘える/わがまま

 a. 家庭では甘えていいと勘違いしている

 b. 職場は外の顔、家で本性を出す

 c. 家ではわがままな自分でいいと思っている

 d. 妻には気を遣わなくていいと思っている

 

12. 主婦は家のことを全てするものと思っている

 a. 掃除洗濯ができていないと指摘をする

 b. 埃がたまっている箇所を報告してくる

 c. 汚れている箇所を報告してくる

 d. 容赦なく散らかす

 e. 外泊することを極端に嫌がる

 

13. 子供っぽい

 a. 好き嫌いが多い

 b. お風呂に入るのを渋る

 c. 床で寝る

 d. 夜更かしする

 e. 朝寝坊する

 

 

 

 

以上、13項目。

もっとある気もするが、キリがなさそう。

パッと思いついたものだけでもこれだけある。

 

 

 

現在夫と喧嘩している内容は、

夫の休みに合わせて出かけた2日前のこと。

 

その日上記リストにおいて、どれで私が怒ったか。

よく考えて書き出すと、

「1, 2, 3, 6, 7, 8, 9, 10」

実に8項目だった。

 

たった1日の間でこの8項目をする夫に

私は怒った。耐えきれず。

 

 

 

シチュエーションはこんな感じだった。

 

 

その日、ちょっとした遠出をしたのだが

夫は「どこでもいい」と言いながらも

私の計画には文句を付けた。

私にさんざん計画させておき、

結局最後は自分の行きたいところを言い出した。

そうして直前に行き先を自分で決めた割には

後の計画は妻任せにした。

「どこ行くことにしたの?」

「何たべるの?」「何するの?」と妻に聞き続ける。

「俺は運転があるから」と全く考えようとしない。

 

「ここはどう?」と妻が提案すると毎回無言。

人の話は基本聞いていない。

提案されていることすらもはや気づいておらず、

ひたすら「何するの」と更に無神経に聞き続ける。

彼にヒットする提案があると、

初めて彼の耳に聞こえるようになっているようだ。

 

 

このシチュエーションは初めてではなく、

毎回のため私はかなりイライラを募らせていた。

 

 

そして今回ようやく彼にそれを止めるよう指摘した。

「こうこうで、こんなところは本当に嫌だ」

と説明する。

 

そうすると今度は、彼が聞かないモードに入る。

自分を批判する声は全てシャットダウンする。

 

私はその態度に更にイライラを募らせた。

 

だが何度も言い続け、指摘を続ける。

 

そうすると彼は批判に耐えきれずついにキレる。

 

「あー!!!めんどくさ!!!!」

「ほんとめんどくさくなってきた!!」

と大声で叫び出し、ヤカンが沸いた発狂モードへ。

 

こうなると手がつけられない。

彼の発狂モードが収まるまで待つ必要が出る。

この時に更に話をかぶせると大変な惨事になり

血みどろの争いとなる。

それも経験済みのため、

ここはこちらも沈黙モードで対抗する。

 

 

そうして、毎回こうやって話を聞かずキレる夫に

いよいよ妻は心からうんざりして今に至る。

 

 

 

今の状況はこんな感じである。

 

このパターン、たった1年間でも死ぬほどある。

いい加減にしろよ、この人でなしめ。

こちらもいよいよ徹底抗戦の構え。

 

 

 

彼が

・妻の話を聞ける夫

になり

・キレない夫

になるよう、

根気強い教育体制が必要だと感じている。

 

こうして、

まだまだ、アスペルガー夫との戦いは続く。

 

 

 

ここに記しておこう。

 

 

私の目標は、

10年後に、上記の「怒りリスト」を見返して、

「あぁ、10年前はこんなことで怒ってたのね」

と思える状態になっていること。

 

このリスト一つ一つに

地道になんらかの対応策を講じて、

10年後にはそれが怒りではなく

うまくコントロールされた彼の特性として

ただ存在しているものにしたい。

 

 

そのためのリストだと思っている。

 

 

何年も先に、過去を振り返った時には

これらの大きかった出来事が石ころのように

なんでもないものに見えていますように。

 

 

 

そんな希望を持って、

イバラの道をこれからもずんずん

突き進んでいこうと思う。

 

 

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アスペルガー夫のふっかけ喧嘩

昨日のアスペ夫との喧嘩は

彼のある一言だった。

 

彼は仕事で2日後に、

総責任者を任されている

大イベントを控えていた。

 

昨日も帰って来たのは

夜12時を超え、

翌日も朝早くから出勤

しなければならなかった。

 

そんな

「緊張の糸がピンと張った」

状態の彼がいつもすることがある。

 

 

 

それは

 

私に喧嘩を売ることだ。

 

 

 

 

彼は気づいていないが

私はそのパターンに気づいている。

 

 

彼は仕事でストレスを溜め

家に帰ってくるときや、

緊張状態が続く時期は

必ず私に当たって来る。

そしてそれは無意識だ。

 

私に対し文句を付けれる

何か小さなことを探し文句を言ってくる。

 

 

私に喧嘩を売った今までの一言、

例を3つ挙げるとこんなかんじだ。

 

 

①洗濯してないの?

②友達が来たら

 もっと家が綺麗なのにね

③この辺りなんか臭いよ

 

 

これを読むと

たいそう汚い家かと思われそうだが、

断っておきたいのが

私の家は決して汚くない。

 

あくまでも普通の家程度

掃除洗濯をしこまめにゴミを捨て

綺麗に保っている。

 

そして彼は潔癖ではなく

自分のテリトリーは

決して綺麗に保っていない。

自分勝手な綺麗好きだ。

 

 

加えて

上記一言の真実はこうだ。

 

 

①洗濯してないの?

彼がこれを言った日は

彼がインフルエンザで

私が三日三晩看病をしてあげた

翌日だった。

彼は感謝の気持ちを伝える前に

この言葉を放った。

私は絶望でいっぱいだった。

 

私があなたに付きっきりで

看病した努力はなんだったんだ。

 

「どうしてそんなこと言うの」と聞いたら

彼はとどめを刺した。

「ここはあなたの家じゃん」

 

あなたもここに住んでるだろう。

一回死ね。

ひとでなしアスペ男め。

 

 

②友達が来たら

 もっと家が綺麗なのにね

家に友人が来る度に

私が家を一生懸命掃除するので

彼がこの言葉を繰り返した。

あまりにも毎日言うので

ある日私は発狂した。

 

言わなくていい言葉を

人が発狂するほど言い続ける。

言わなくていいことだと気づかない。

それがアスペ夫だ。

 

 

③この辺りなんか臭いよ

そもそもそんなこと言われても

私にはどうしようもない。

 

アスペルガーは感覚過敏だ。

手触り、肌触り、舌触り、

全てが敏感。

臭いにも敏感で

しょっちゅう家で

ここが臭い、あそこが臭い

と言ってくる。

 

犬かあなたしか

それは気づかないよ。

 

 

人間が住む程度では

まったく無臭なあたりで

クンクン臭いと訴えられ私は困っている。

 

 

 

そして

昨日私に喧嘩を売って来た

一言はこうだった。

 

 

彼が座る定位置の真横にある

小さなキャニスターの蓋。

そこを見て彼は一言。

 

 

 

「ほこりたまってるよ」

 

 

 

私は一瞬止まった。

 

 

「あなた、小姑ですか?」

 

 

普通の人はそんなこと言わない。

 

言うのは小姑だと決まっている。

 

嫌味な小姑が必ず言う定番フレーズだ。

 

小姑以外そんな言葉人に投げかけない。

 

 

しかし

それを私に言ってくるのは

まぎれもなく

目の前の私のアスペ夫だった。

 

 

アスペは

・言っていいこと

・あえて言わなくていいこと

・絶対言ってはいけないこと

 

これらの判断ができない。

 

頭に浮かんだことは

容赦なく口から発射する。

 

そして相手のムッとした顔や

傷ついた顔、

怒った顔、

困惑の顔、

どの顔を見ても

相手の気持ちがわからない。

 

 

彼の世界観では

真横をふと見ると

キャニスターの上にほこりがたまっていた。

 

なので

「ほこりがたまってるよ」と言ったまでだ。

 

でもアスペ以外の人間が

それを聞くと

「私への批判ですか」と感じる。

 

でも彼にはそれがわからない。

 

 

昨日も

彼の「ほこりたまってるよ」

という言葉に対し、

 

私は

「それを言う必要はどこにあるの?」

と聞いた。

 

彼は

「思ったことを口に出して何がわるいの?」

と不思議そうに答えた。

 

私は

「言っていいことと

 言わなくていいことがあるよ」

と言ってみたが、

彼にわかるはずはなかった。

 

 

 

ここは根気強く

彼に一つ一つ伝えていくしかない。

 

 

「ほこりたまってるよ」

という言葉は

言わなくていい言葉だよ、という風に。

 

子供が言葉を一つ一つ覚えるように、

アスペ夫に

この言葉はいい言葉だよ、

この言葉は悪い言葉だよ、

と教えていくしかない。

 

気の遠くなる作業。

 

なぜなら

アスペには想像力がないので、

発展した考え方ができない。

 

「ほこりたまってるよ」

という一言は

妻に言わないほうがいいと教わったから、

したがって

「冷蔵庫の取っ手が

ベタベタするよ」

と言わないほうがいいとは想像できない。

 

 

ベタベタしていたら

自分で拭こうとは思わない。

まず相手に伝えないと、

と思いすぐ伝えてくれる。

まるでそれが親切かのように。

 

人の批判に聞こえる言葉とは

微塵も思っていないのだ。

 

 

 

 

結論としては

アスペ夫の喧嘩には

まともに付き合ってはいけない。

 

 

私はうまくできていないが

現在訓練中である。

 

いかに彼のストレスからくる

私への攻撃をどうかわすか。

 

これが私にとっての課題。

 

この課題を乗り越えたら

一歩仏に近づけると思う。

 

目指せ、観音様。

 

 

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アスペルガー夫は結婚するまで爪を隠す

 彼と彼女と私の三角関係。

彼が色々やらかしたドロドロは

前回までの話。

yukimimame.hatenablog.com

 

9ヶ月以上に及ぶ泥沼関係は

あることにより

収束に向かっていった。

 

あることとは

彼女がマンションを買ったこと。

 

ようやく彼女は

彼のことを諦める方向で

進んで行ってくれていた。

 

「彼女は彼の家を出て

新居に住むため

マンションを購入した」

と彼から聞いた。

 

 

彼女は裕福な家の出だった。

そのせいか

新築マンションを現金一括で支払った。

 

 

ただまだそれは建築中で

引っ越しできるのは2ヶ月以上先だった。

 

 

まだ2ヶ月も待たされることに

うんざりしたが、

それでももう少しの辛抱で

ようやくこの泥沼関係から

抜けられることに安堵した。

 

 

 

彼は献身的に

彼女の引っ越しへ向け、

業者の手配やカーテンの手配など

彼女のサポートに回っていた。

 

私はかなりイライラしていた。

 

いくら日本人じゃない、とはいっても

いい大人だし大丈夫でしょう。

 

そう思っていたが

彼は最後までせっせと

なにかしらを手伝っていた。

 

まぁ、そこが彼のいいところ

なのだろう。

 

私は別れる相手に

そこまでする意味がわからなかったが。

 

しょうがないので

遠くから見守っていた。

 

 

そうしてようやく

彼女の引っ越しが完了した。

 

正しくは完了したらしかった。

彼は詳しくその辺りを

語ろうとはしなかった。

 

なので非常にわかりにくかったが

ある日彼が

「俺の家に来る?」と言ってきた。

 

9ヶ月付き合って

一度も入れなかった彼の家。

 

急にそうやって誘ってきたので

ようやく彼女が去ったのだとわかった。

 

ここがアスペポイントだろう。

 

コミュニケーション力が

恋愛において欠けている。

 

こういう重要な変化を

2人の関係に持ち込むときは

本当なら説明するはずだ。

 

「彼女は出ていったから

家に来て大丈夫だよ」

とか

「ずっと待たせてごめんね」

とか

一言だけでも言えないのか

こんりゃろうめ。

 

 

そのときにアスペだと

思っていなかった私はこの時も

「宇宙人みたいだな」

と理解に苦しんでいた。

「せめてごめんの一言は

ないのか、この男は」

と胸の中では思っていた。

 

でも、ようやくこの泥沼から

抜け出せたという希望で

小さなことは目をつぶった。

 

 

 

こうして彼が彼女と

7年間も住んだ愛の巣に

私が踏み込むようになった。

 

そしてだんだん、

彼の家にいることが多くなり

ほぼ同棲状態となった。

 

 

それからきっぱり

彼と彼女の縁は切れたか。

 

それはアスペ男には

求められるものではなかった。

 

 

私をその後も

不快にしたのは2つ。

 

常識が通じないアスペ男と

常識外れの女性との関係では

常識的な「その後」

は望めなかった。

 

 

1つ。

彼らはもちろん別れても

連絡を取り合っていた。

 

私は「我慢、我慢」

と耐える女に徹した。

 

 

 

2つ。

彼女の荷物が

まだ彼の家にあった。

 

私は「我慢、我慢」

と耐えようと思ったが

耐え切れなかった。

 

「早く彼女の荷物は

彼女に渡して」

と彼に何度も言ったが

彼は「まぁいいじゃん」

聞く耳を持たなかった。

 

彼女の荷物がある家で

私が同棲する不快さを

彼は想像できない。

 

そうやって

彼女の荷物を置いている限り

彼女との関係は切れない

ではないか。

クレイジーな彼女は

意図的にしている

可能性だってあるのだ。

 

でも彼に何を言っても

誠実な返答はなかった。

 

 

そんなことに時々

私が不満をぶつけ

彼とよく喧嘩になった。

 

でも

わかる方にはわかると思う。

アスペ男と喧嘩をして

いい結果には絶対ならない。

 

論点がズレて

逆ギレされ

まぁまぁ、と丸め込まれて終わる。

 

喧嘩がどこか

「しっくりこない」のだ。

 

それもなぜかわからなかった。

相当変わり者の人だと思っていた。

 

 

そんな「しっくりこない」

日々を過ごしつつも、

アスペ男の優しさと

一途さに魅力を感じて

私は関係を継続させていた。

 

 

 

 

今、彼と結婚し

「なぜ付き合っているときに

彼がアスペだと気づかなかったのか」

と絶望した時期があった。

 

アスペ夫を持つ方は

絶対通る道ではないだろうか。

 

アスペだと思って

結婚した人の方が少ないだろう。

 

結婚してから夫がアスペだと

確信する方が多いのでは、と思う。

 

そして私を含め妻側は

「どうして結婚前に

気づかなかったの」

「私ってなんてバカなんだ」

と自分を責めるのだろう。

 

私も一通り

私を責めまくった。

結婚してから彼がアスペだと確信した。

 

そして友人に

「どうして付き合っている時

気づかなかったの?」

と聞かれてもわからなかった。

 

 

でもこうやって振り返ると

よくわかる。

 

 

結論から言うと

わかるはずがない

 

よっぽどアスペルガーという

発達障害関連の知識を持つ人

でないと

まさか自分の彼がアスペとは

気づかない。

 

 

これだけ彼の「宇宙人的な」

行動を書き綴ってきたが

それでも

「変わった人」

で片付けられる程度だからだ。

 

世界に「変わった人」

など五万といる。

変わった人=個性的

と褒め言葉とも捉えられる。

 

そしてアスペ男は

いい側面を沢山持っている。

 

優しさ、一途さ、勤勉さ・・

そういったいい側面が

欠点をカバーしている。

 

 

そしてなにより、

アスペルガーが本領発揮し

絶望的な欠点を見せ始めるのは

結婚してからなのだ。

 

 

結婚した今ならわかる。

 

 

結婚してから見せた

彼の負の部分は

結婚前には出てこなかった。

 

 

結婚後に見せた

彼の負の部分は

これからまた

しっかり綴っていこうと思う。

 

 

なのでもし同じように

悩んでいる人がいるのなら、

「あなたのせいじゃない」

と私は声を大にして言う。

 

少なくともその言葉は

私が私にかけた言葉だ。

 

そうして私は

自分を責めないように決めた。

 

 

アスペ夫の妻は

アスペ男のいい側面を

しっかり拾っていた素敵な女性だ。

相手の欠点ばかりを見ず

我慢強く心の広い出来た女性だ。

 

そんな素敵な女性たちが

苦しまないことを祈っている。

 

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